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乗り方教室

*自転車の立て掛け方にもいろいろ

 自転車の立て掛け方

スポーツとして楽しむ自転車というのは、走っているのが普通の状態。だから停止中に使うスタンドというものをつけないのが普通のことです。

ですが停止しないかというと、そんなことはありません。止まる時もあります。そんな時、スタンドが付いていない自転車はどうするのでしょうか?

何も知らずに危ない方法をして、周りの方に危害を及ぼしたり、自転車を壊してしまう前に、理にかなった正しい方法をご紹介いたします。

 

1 地面に寝かせる。

自転車を横向けに地面にだらんと置く方法。ただ置けばいいってものではありませんよ。 自転車の立て掛け方

  • Aの置き方。自転車の左側を下にして地面に寝かせていますね。左側のクランクが12時の位置にあるため、ハンドルの左側、左ペダル、後輪の3点で支えることになり、前輪が地面から浮いてしまっています。
    これでは不意に誰かに踏まれた場合、容易に前輪がぐにゃりと歪んでしまいます。
  • Bの置き方。自転車の右側を下にして地面に寝かせていますね。自転車のギア系統はすべて右側に集中しているのですが、それらがすべて下敷きになってしまっています。これも危ない。
    不意に誰かに踏まれた場合、リアディレイラーやフロントのギアが曲がってしまうかもしれません。
  • Cの置き方。これが正解ですね。自転車の左側を下にして、左ペダルを12時の位置にすれば、なるべく地面にぴったりと置くことができます。自転車のレースのスタート前の場所取りなどは、この状態で統一されていますよね。

 

2 壁への立て掛け方。その1

スタンドの無いスポーツバイクの場合、この立て方を最も使うと思います。いくつか注意が必要です。

  • Dの立て方。自転車の左側を壁側にして立てかけていますね。この場合左側に倒れる事はありませんが、右側に倒れる可能性があります。そのとき、自転車の右側に集中しているギア系統が地面とヒットすることになります。リアディレイラーやフロントのギアが曲がってしまうかも知れません。
  • Eの立て方。これが正解ですね。壁に立てかけるときは、自転車の右側を壁側にしましょう。
    自転車の左側から降りる方が多いと思いますので、自然とこの形になるかもしれませんね。ですが自然とこの形にならない場合は、わざわざ自転車の向きを変えてから、立てかけるようにしてください。
    複数の自転車を同じ場所に立てかける場合、自転車の向きを互い違いにすると、より省スペースとなります。
    自転車の立て掛け方

3 壁への立て掛け方。その2

壁に立てかけるときにも、ちょと注意が必要です。

  • Fの立て掛け方。ハンドルの右側だけ壁に接しています。サドルは離れています。これだと非常に不安定。ちょっとの振動でハンドルがぐるんと左に曲がってしまい、簡単に自転車は倒れてしまいます。
  • Gの立て掛け方。ハンドルの右側だけではなく、サドルも壁に接しています。こんなちょっとのことで、Fの状態より格段に安定します。

自転車の立て掛け方

 

4 ペダルで立つ。

安定感は良くありませんが、出先で記念写真を撮るときなどにオススメの方法。車道と歩道の間の縁石が丁度いいですね。もしくは縁石くらいの高さの何か硬くて地面に固定されているようなもの。そこに左ペダルをちょんと載せます。

自転車の立て掛け方

 

ペダルで立たせるには、ちょっとコツが必要。左ペダルを逆回転させながら、3時から6時の位置にしてください。

逆回転させながら」というところ、ポイントです。前に回しながらこの位置になったとしても、後輪のフリーの位置関係で引っ掛かりが無いため、上手く立ちません。

自転車の立て掛け方

ただし風にはご注意を。奥から手前に風が吹けば、簡単に自転車は倒れます。

自転車から少しでも離れる場合は、この立て方はしないように。写真を撮るときくらいの短時間には、便利です。

 

最後にあと3つ。

  1. 自転車で走りに行って写真を撮るとき、自転車の右側が見えるように立てるのがお約束。ギアがあるほうが自転車の正面ですから。自転車のカタログや、雑誌でもそうなっているでしょ。
  2. ギアを「アウターxトップ」にしてから撮ると、もっとかっこよくなるかと思います。トレイルを走っているときのマウンテンバイクであれば、逆に「インナーxロー」でもいいと思います。
  3. ペダルの位置も、右ペダルが6時の位置にあるほうが収まりが良くなります。バルブの位置を下にする、または前輪ならフロントフォーク、後輪ならチェーンステーで隠れる位置にするというのも、ありですね。

 

いずれもほんのちょっとのことですが、知っているのと知らないのとでは大きな違い。そう思って自転車雑誌の写真を見てみると、これまで気が付かなかったことが見えてくるかもしれませんよ。

自転車って、10キロにも満たない重量で、何十キロもある人間を乗せて、時速100キロ近いスピードで走ってもすぐに壊れることはありません。ですが止まった状態でゆっくり地面に倒れただけで、壊れてしまう(リアディレイラーやフロントギアなどが曲がる)デリケートの乗り物です。

保管するときは、くれぐれもご注意くださいね。

 

 

 

 

 

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