井上和郎選手、お疲れさまでした！【独占インタビュー】

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井上和郎選手、お疲れさまでした！【独占インタビュー】

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2016.12.30

こんにちは！
めりぃことウエツキチエコです。

仲良くしていただいてる自転車選手のうちの一人…
ブリヂストンアンカーサイクリングチームの井上和郎選手が
14年間続けてきたプロロード選手を今シーズンで引退されます。

まずは、私の思い出から・・・

思えば、、、
出会いは2008年6月1日に広島で行われた全日本自転車競技選手権。
私がデザインした表彰台バックプレートの前に立つ井上選手。

この時、井上選手は2位でした。
あ、同じ福井県出身の中島康晴選手は5位入賞されてますね！
井上選手とは話はしなかったけど、
全日本自転車競技選手権という初めての大舞台でのデザインのお仕事。
忘れられない思い出の大会です。

それから2年。。。2010年7月28日。
井上選手と初めてちゃんとお話しました。
意外にも埼玉・白石峠で（笑）

この時、一緒に居たメンバーが凄い。。。
俳優の鶴見辰吾さんやMTB全日本選手権優勝4回・MTBアテネ五輪日本代表の竹谷賢二さんなど。
私はLEGONの走行会のサポートカーをしていたんです。
偶然、練習中の井上選手に遭遇して、この集合写真が実現しました！

2010年11月23日に福井県鯖江市にあるパン屋「琥八(こはち)」さんで再会。
その時の記事はこちら

■ナカジがジャージを着替えたら… 中島選手企画『パンの会』
http://www.legon.jp/mrynasu/2010/12/post_63.html

2013年11月
中島選手企画『パンの会』では、、、
私の作った井上選手の新キャラを発表！

詳細はブログで…
■新キャラ誕生！井上和郎選手編
http://blog.worldcycle.co.jp/20140121/8806/

鈴鹿サーキットで

2014年8月

2015年8月

2014年12月には、自転車チーム「NASU FAN CLUB」のころもがえ忘年会の
サプライズゲストで参加して下さいました！
その時に結成した昭和デュエット？！笑

神戸どうぶつ王国の鈴木総支配人とも仲良しで
カンガルーの豆蔵やラクダのクララちゃんとこんな写真も♪

2015年7月

2016年12月

本当に動物好きな井上選手です！

カピィ～ハッピー☆

先日、お仕事で関西に来られた井上選手。
私も参加したイラスト展の会場にも遊びに来て下さいました。
突然の告知にもかかわらず、各地からファンの皆さんが集まりました。

その際に、独占インタビューができましたので少しですがご紹介します！

—————————-

●初めての海外レースはいつ、どこでしたか？

2003年にフランスで行われた「ツール・ド・ラマンシュ」。
ブリヂストンアンカーに所属して、海外がいきなりのフランスでした（笑）

●14年間でどこの国のレースに出場しましたか？

イギリス、ベルギー、オランダ、スペイン、ポルトガル、イタリア、
スイス、クロアチア、セルビア、アゼルバイジャン共和国、カタール、
オマーン、イラン、タイ、インドネシア、韓国、中国、オーストラリア
…かな？

●一番、自転車が盛んだと思った国はどこでしたか？

ベルギー！
自転車が国技でもあるしね。

●レース後に観光とかはしたりするんですか？

時間がないので、ほとんどしないですね。
あ、でもヨーロッパ以外の場所は、翌日だけ観光する時間ありますね。

●観光はあまりできなかったけど、良いなと思った国ベスト3は？

イタリア、タイ、ポルトガル

とにかく、食事がおいしい。
選手が現地に行って一番楽しみなのが食事なので。

ちなみに、オマーンはホテルがめちゃくちゃ良かった（笑）

●海外のレースで自転車もの以外で必ず持って行ってたものは？

洗濯物干し…ピンチハンガーっていうもの。
洗濯機や乾燥機が無くて手洗いになる国もあるので、
けっこう持って行ってる選手はいましたね。

ジャージは一晩でだいたい乾くので、何日か続くレースも自分で洗濯してました。

最悪、生乾きでもそれを着てレースを走ることもありましたよ（笑）
どうせ、汗かくしｗｗｗ

たまに洗濯をお願いできる遠征もありました。

●普通に海外旅行へ行くのと大きく違う点ってなんですか？

私服はほぼゼロ（笑）
チームから渡されたウェアやアフタジャージしか基本的には持っていかないです。
荷物が多くなるし、重量制限もあるし。
シーズン中は、スポンサーの提供して下さった衣料品を身につけていますね。
遠征に出かけて帰ってくるまでは、支給されたもので過ごします。

●海外に行って必ず日本に買って帰るものってありますか？

赤いパッケージの「ロータス」っていうクッキーのメーカーのもの！
その中でも、ジャリジャリしたクランチ入りのキャラメルペースト。
ベーシックなものはほとんど日本でも手に入るんだけど
クランチ入りだけは、まだ日本では買えないんです（笑）
イタリア人が大好きなヌテッラよりもおいしいと思います。

●シーズン中は我慢してて終わったら食べるものは？

マヨネーズが絡む料理が好きだけど、シーズン中はなるべく我慢しています。
好きと言っても「マヨちゅっちゅ」まではしないですけどね。

オフになっていきなり食べるものは、やっぱり揚げ物。
麺類もいいですね。

シーズン中に避けなければいけないのは、動物性脂肪。
オリーブオイルなどの植物性はパスタやパンで比較的多めに食べてます。
必須脂肪酸も摂取できるし、身体の潤滑剤にもなりますしね。
極端に油を抜くと身体に悪影響をおよぼすので。

●とても食通なイメージがありますが海外遠征の影響ですか？

たしかにチーズとかの乳製品はこだわってネットで取り寄せたりしますね。
食にこだわるのは海外遠征がきっかけではなく、
うちの家系がそうだったからかもしれません。
うちは中華料理屋だったし。
家族みんな、おいしいものが好きでしたね。

でも、良い乳製品やハムはヨーロッパに居る時にしか買わないかもしれませんね。
地元では安くておいしいものが多いですが、日本だと高価なので。
ヨーロッパは、さすが農業大国だなって思います。
とくにフランスは見渡す限り畑だし、何かしら農業用地に使っています。
普通に練習してて、道端で牛の大群と遭遇したりもします（笑）

●いろんな国へ行って好みの女性が多かったのはどこですか？

好みっていう点でいうと・・・う～～～ん。。。
やっぱり日本人かなぁ^^;

東欧系はものすごくきれいな人が多かったですけどね。

●景色はどこが好きでしたか？

意外とどこへ行っても景色を見るのは好きでした。
デジカメはレース以外、練習中にもずっと持っていました。
コンパクトで良いデジカメをポケットにいつも入れています。
見た景色は残しておきたかったので。
ヨーロッパは街並みとかもきれいで、あとから見返したりもします。
観光地というよりも田舎風景の写真が多いかも？

●海外レースの観客って日本とどう違いますか？

ヨーロッパは応援慣れしている人が多いですね。
レースの見方も分かっているし、ひいきの選手をしっかり応援しているし。
ここで応援してくれたら嬉しいなという勝負どころで応援してくれます。

アジアは、いたる所に人がいてお祭り感覚ですね。

ヨーロッパはスポーツ観戦を楽しむ感じ。
お客さんの目も肥えています。
アジアは「大きなイベント」っていうイメージで人が集まりますね。
それは、自転車レースを見るという文化がまだ根付いていないからかもしれません。

●日本がこれから自転車を盛り上げて行こうと思ったらどうすれば良いと思いますか？

ヨーロッパのレースをそのまんま持って来てもそもそも文化が違うので難しいかもしれないですね。
日本はスタジアム競技を見る文化が根付いているので、
それに近いレース形態で盛り上げていくしかないと思います。
だから、トラックレースとかクリテリウム、ジャンルは違うけどシクロクロスとか
一カ所にとどまって観戦できる形態の競技でまずはやっていくしかないのでは？

●これからも自転車に関わっていかれると思いますが、最終目標はありますか？

正直、まだぜんぜん決まってないですね。
その時々で、自分が一番良いなって思うことをやっていきたいです。
何ができるとかではなく、これはできないなっていうものが見えてくると思います。
自分が「これをやりたい」って周りを巻き込んでいくタイプではないと思うので
今の自分ができることを探してやっていこうと思っています。

—————————-

と、ちょっと自転車の話題から逸れちゃいましたが、
始めて知る井上選手の一面も見ることができました。

来年度も、「J SPORTS」のレース解説は続けられるでしょうし、
これからの活躍も応援していきたいと思っています！

これからも自転車に関わるお仕事をされるということなので
きっとどこかでお会いできると思います♪
ブログやFacebookもこれまで通り続けるそうですよ！

14年間、本当にお疲れさまでした！！

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BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM オフィシャルブログ
【井上和郎・選手引退】『ロード選手が仕事』で良かったこと
http://www.anchor-bikes.com/race/blog/2016/10/19_1026.html

■井上和郎選手のブログ
http://inouekazuo.blog.jp/

【おまけ】
いつか天下を取って下さい！（笑）