2年前にも同じタイトルのブログを書いていましたが、シクロクロスにつきものなのといえば、「洗車」
ロードバイクのレースであれば、普通に雨が降っていなければ、毎レース後にがっつり洗車することも無いでしょう。最低限チェーンへの注油くらいは必要ですが。
シクロクロスは違います。毎レースごとにがっつり洗車が必要です。何ならどろどろになったウェアー、シューズ、車の洗車(外はもちろん、車何も泥や砂でどろどろ)も必要です。
今回は最もコンディションが良いと思われた、2017-18関西シクロクロス堺ステージ後の洗車の様子です。
一見ほとんど汚れていないように見えますね。おすすめはこのように前後輪を外して載せることのできるワークスタンドです。前後輪を外した状態で洗車できるのも、とても効率的です。後輪のハブ軸や、シートステーとチェーンスターで支える安価なスタンドでも洗車はできますが、いちいちしゃがんで作業することになり、とても効率が悪くなります。日々のちょっとしたメンテナンスでは十分ですが、シクロクロスレース後のがっつり洗車のときには、このタイプを用意しておきたいですね。
画像のモデルはミノウラのRS-1700というスタンドです。2018年初めにバージョンアップしてRS-1800というモデルになりました。ちなみに初代はRS-1600というモデルです。
でもよく見てみましょう。まずはタイヤ。
セミスリックタイヤですが、ぎっちり砂が埋まっています。洗車します。今回はさらさらした砂だったため、水とブラシで簡単に落ちました。粘土質の会場だと、水でしつこく洗ってもトレッドの間にぎっちり詰まった泥を落とすのは大変です。
綺麗になりました。こうじゃなくっちゃね。
次にギアやチェーン、ディレイラーなどのドライブトレイインです。
リンク部分にぎっちりと砂が埋まっていますね。ちょっとやそっとパーツクリーナーをかけて拭いただけでは、到底とれやしません。ディグリーザーをつけたブラシの先で叩くようにして汚れを落とします。
綺麗になりました。気持ちいいですね。チェーンはチェーンガラガラで洗いました。ピッカピカでしょ。リアディレイラーはどうでしょうか?
砂がゴリゴリです。嫌になります。この写真からは見えませんが、リアディレイラーのパンタグラフ部分にも細かい砂が入り込んでいます。
う~ん、気持ちい綺麗さです。細かいところは歯ブラシでこするのも効果的です。2個のプーリーに歯糞のように詰まった汚れも綺麗に取り除きましょう。これできつい汚れは落ちましたので、最後に洗剤を溶かした泡をスポンジにとり、全体の汚れを落とします。
しっかり水分をふき取って、注油です。フレームにもポリッシュをかけておきましょう。次のレースでも気持ちよく走ってくれますよ。
最近の多くのレース会場では、ワコーズさんがブースを出して、洗車講習会をしてくれています。一緒に教えてくれながら洗車作業をしてくれますので、是非利用してみてください。4月のワールドサイクルベックオンフェスタでも、ブース出展とステージで実演してくれますよ。
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