シマノのロード用ビンディングペダルは3種類。どんな違いがあるのでしょうか?
一目でわかるように、赤、青、黄に色分けされております。色による違いを表にまとめてみました。
SM-SH10(赤) | SM-SH12(青) | SM-SH11(黄) |
広い | 広い | 狭い |
固定モードシューズとペダルは固定されます。遊びはありません。 | フロントセンターピボットモードシューズ前方を中心に左右方向に遊びがあります。 | セルフアライニングモード
装着時に左右方向の遊びがあります。 |
フローティング角度0度 | フローティング角度1度 | フローティング角度3度 |
見た目による違いは、色と、先っぽの太さです。ただし、赤と青の違いは極々わずかですので、見た目で違いはほとんどわかりません。色が頼りです。
※クリートの先の幅については、当店実測値となります。シマノからは設計上の数値は公表しておりません。
一番ビギナーの方にオススメなのは、フローティング角度3度の黄(SM-SH11)ですね。一部を除いてSPD-SLペダルに付属するのは、この黄(SM-SH11)です。まずはコレを使ってみて、遊びが大きすぎて違和感があるという方は、次に青(SM-SH12)をお試しください。
黄色よりも左右の遊びが小さくなったのがわかると思います。
全く遊びが必要ないと思われる方は、赤(SM-SH10)をお試しください。全く遊びがありませんので、バイクのポジション、クリートのポジションがきちんとできていて、なおかつ良いフォームができていないと、脚の痛みを感じるかもしれません。上級者向けとご理解ください。
青と黄は遊びの量が異なりますが、厳密には遊びの支点となる場所が異なります。黄色はクリートの中心で回転するのに対して、青はクリートの前のほうを中心に回転するイメージです。
クリートをシューズのどこに取り付けるか? という問いに対しては、バイクのポジションやフォームと同じく、さまざまな解釈があり、これが絶対というものはありません。ですがビギナー向けの「基本」としましては、拇指球(親指の付け根)と小指球(小指の付け根)を結んだ線の中心が、クリートの中心になるように取り付けてください。
ちなみに、クリートの中心部には、小さな小さな目印がつけてあります。ここがペダル軸の中心になります。
クリートは消耗品です。色の付いた部分が削れてその下の黒い部分が見えるようになったら、交換時期とお考えください。また、クリートの取り付けボルトは、緩みが無いか定期的に点検するようにしてください。
また、クリートの色が付いた部分は歩行時に地面と接する部分となります。歩くことが多い場合は、専用のクリートカバーを装着することをお勧めいたします。わずかではありますが、地面との設置面が増えて、歩きやすくなります。
上記はシマノの純正クリートカバーですが、他のメーカーからもカラフルなクリートカバーが発売されております。ツーリング先で観光するときや、レストランに入るとき、輪行する場合には、1個持っていると便利です。走行中は、サドルバッグやジャージのポケットなどに入れておくと良いでしょう。
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