「世界一革新的なサイクリングサドルを提案するブランド」というキャッチコピーの「ファブリック」。サドルに一番力を入れているのがわかりますが、そのサドルとバーテープorグリップ、ボトルの3アイテムでカラーコーディネイトができることから、バーテープにも相当な自信があるようです。最近人気のバーテープは、穴あきだったり、ツートンカラーの境目が凝っていたり、幾何学模様だったりと、割と派手目なものが多いなか、ファブリックのバーテープは「単色」ととても地味な印象。というかあえて飽きにくい単色に絞っているというべきでしょう。
アイテムは2種類。「Knual(発音はナール ギザギザという意味)」というゲル入りモデルと、シリコンモデルです。今回はknualモデルを巻いてみました。
パッケージはこちら。透明なパッケージで一目でカラーがわかります。触り心地がわかるようにパッケージの一部に穴をあけているメーカーもありますが、そういったものはありません。
内容物は、テープが2本とエンドキャップ、エンドテープです。エンドキャップは樹脂製ですが、ねじ込みタイプです(シリコンタイプに付属のエンドキャップは押し込み式)。厚めのバーテープの場合、弾力性が高いので、押し込みだけのエンドキャップでは外れやすくなります。樹脂製とはいえ、最初からねじで固定できるエンドキャップが付属しているのは、ナイスですね。
テープのロゴはとても控えめ。どちらからでも巻けるように、ロゴの向きは交互に配置されています。
はい、巻き終わりました。一般的にバーテープの裏には両面テープが貼られていますが、knualバーテープには貼られていません。代わりにクッション材として1mmのアルミのゲルが貼られており、その粘着力を利用して、巻き付けます。
引っ張りながら巻いていくと、強めに引っ張っても千切れそうな気配がほとんどありません。引っ張りぎみにして重なり具合を少なくすれば、やや薄めの仕上がりに、あまり引っ張らずに半分弱重ねるように巻いて行けば、かなり分厚く巻けます。巻き加減で仕上がり具合の調整範囲がとても広い印象です。芯~芯420mmのドロップハンドルにわりと引っ張り目に巻いたところ、30cmも余りました。
バーエンドキャップだけ反抗して、押し込みし式ですがリラックマに。
たまたまハンドル、ステム、そしてバーテープとすべてブラックで統一されました。
アルテグラDi2(ST-6870)のブラケットとの一体感、分厚過ぎないクッション性と、表面のやすり目のぎゅっと握ったときの反発感がすごくいい感じです。
ブレーキレバーにはOTIONのグリップテープ。バーテープ、ブラケット、更にブレーキレバー、シフトレバーの質感までもが奇跡の統一となりました。
それでも単色は地味で…. という方には、2色購入してブラケットの上側と下側で異なるカラーで巻くと、ツートンカラーになりますよ。
最初は地味じゃない……と思っていたfabricのバーテープでしたが、握り心地のよさはその予想を大きく裏切ってくれました。
※こちらの商品(ファブリック)の取り扱いは終了いたしました。
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