先日業界の知り合いの方から紹介されたこのジャージ、「SOOMOM」と書いて「スーモム」と読みます。ちょっと間の抜けたような名前だなぁ~というのが第一印象。中国のブランドなので、ウェブで検索すると安いジャージも沢山HITしますが、これはそこの最新モデルでウルトラハイエンドモデルということで、そのつもりでレポートしてみたいと思います。
商品の第1印象は、とてもこだわった素材とパターンで、丁寧に縫製されていると感じました。どれだけこだわっていても、着てみてアカンかったらアカンのですが、試着してみるとなるほど確かにこれはカステリやスポーツフル、アソスなんかのハイエンドブランドとそん色ないほど着心地が良い。とても薄くて軽くて、身体の動きの方向に素直に生地が伸びてくれます。ストレスのかかりやすい袖や裾、ポケット部分や首回り、肩回り、パッドなど、すべて良くってダメ出しするところがありません。
上下セットだとこうなります。ジャージのすその高さのバランスもちょうど良い感じ。
袖や裾には縫い目が少なく、肌に食い込むような感じも全くありません。最近デザイン重視でバックポケットが深すぎたり浅すぎたりして、とても使いにくいと感じるものもありますが、これは実に自然な位置についているので、走行中でもポケットからの出し入れがストレスフリー。
特に気に入ったのが、ビブショーツのショルダー部分。
レーサーショーツは微妙に下がってくるのと、おなかへの食い込みが気持ち悪いので、レーパンといえばビブ派の私。ビブで唯一気になるのは走り終わってビブショーツを脱ぐと、肩から胸にかけてビブが押し付けられた跡が残るんですよね。でもSOOMOMのショルダー部分は切りっぱなし素材で縫い目がありません。すごくソフトなのに伸縮性もしっかりあって、3時間ほど走った後でも全然身体に跡が残っていませんでした。
ビブショーツといえば、へその部分が高すぎても低すぎてもいけません。高いと極度に前かがみにならないと小便できないし、低いとヘアーが見えそうになります。その点SOOMOMのサイズ感は絶妙。ショルダーベルトの伸縮性の良さも、小便のしやすさにつながっています。
肝心のパッドは、高級レーサーパンツのお約束「サイテック」です。サイクルジャージのメーカーは沢山ありますが、自社でパッドまで作っているのはごくわずか。SOOMOMもサイテック社のパッドのラインナップから、用途と価格に似合うパッドを選んでいます。
裾の部分は幅の広い切りっぱなしタイプ。裏側にすごく薄く滑り止め加工がされていますが、面でふわっと締まっているので、きつい締め付け感ゼロです。
実際に走りに行った時の様子がこちら。
モデルの輪行マイスター岩田は、身長166cmで体重57kgとやせ型です。サイズ表通りにSを着用しています。
私なりに結論づけるとするならば、SOOMOMは買いですね。実は今回の入荷分は、サンプルとして試しに入れてみたものです。良かったら来年(2018年)本格展開しようと思っています。そのため、今回はお試し価格。本格導入した場合は、1.5~2倍くらいの価格設定になると思いますので、スピード感のあるご注文をお待ちしております。
※取り扱いは終了いたしました。
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