年季の入った自転車乗りの方ならご存知なはず、日東の「モンキーバナナ」。ロードバイクの変速レバーがダウンチューブについているのが当たり前だった時代に流行ったアイテムです。
今でこそドロップハンドルの素材は、低中価格帯のものがアルミ、高価格帯のものはカーボンというのが一般的ですが、かつてはほぼすべてアルミ製。カーボンの特徴は軽くて丈夫というだけではなく、成型が自由なので、真円のパイプ形状にこだわる必要がありません。そのためブレーキレバーを通す必要のないフラット部分は丸ではなく楕円や扁平形状となり、ショルダー部分のカーブも握りやすさを追求した複雑な形状となっています。
アルミ製ドロップハンドルが全盛の時代はどうしていたかというと、日東のモンキーバナナ。ドロップハンドルのカーブに貼りつけてから、バーテープを巻きます。そうすることでハンドルが真円ではなくなります。人間の手って、真円って握りにくいんですよね。包丁やトンカチの柄が、真円でないのと同じです。
今でもモンキーバナナに似たような商品、バーテープの下にハンドルに巻いておくアイテムはありますが、どちらかというと握りやすさというより衝撃吸収性を高めることを目的とした商品ですよね。ゲル製でモンキーバナナより断然柔らかいです。モンキーバナナはいわゆるゴム製で、それほど柔らかいものではありません。ゲルの場合、太さが一定なので、バーテープを巻くときに急に分厚くなってしまい、綺麗に巻くのは少しテクニックが必要です。モンキーバナナの場合、中央部分の一番分厚い部分が5.5mmで、端になるについれてテーパー状に薄くなってきます。ハンドルが突然太くなることはないので、バーテープを巻くのもむつかしくはありません。
モンキーバナナはドロップハンドルのカーブ専用です。かつては4個セットでしたが、今回は2個セットでの販売となります。
下ハン部分もしくはショルダー部分にお使いください。2セット購入して、両方に使用するのもアリですね。
アルミ製ドロップハンドルでも、カーブの具合で、数種類に分けられます。新種もありますが、おおざっぱに言うとこの3種類。
- コンパクト
- シャロー(クラシック)
- アナトミック
モンキーバナナが最も効果を発揮するのは、カーブのきついシャローです。下ハンのカーブの緩いコンパクトや、下ハンが直線のアナトミックには合いませんので、ご注意ください。
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日東 モンキーバナナ 2本入り ドロップハンドルバー用パッド
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