車のドライブに音楽は欠かせません。サイクリング中にも音楽があると楽しいと思いますが、イヤホンやヘッドフォンで耳を防いで周りの音が聞こえなければ、安全にサイクリングをすることはできません。10年か20年位前にも、スピーカーがついたフロントバッグの中にiPodをつなぐと、音楽が聴けるって商品がありました。耳をふさがない「骨伝導ヘッドフォン」や、首にひっかける「ウェアラブルネックスピーカー」という商品もあります。ラジカセとかステレオというものが家庭になくなってからは、スマホの中の音楽は、無線でスピーカーに飛ばして聞くようになりました。アウトドア用の無線スピーカーをバッグにぶら下げて、バーベキューやハイキングを楽しむこともできるようになりました。
そこで、いよいよ自転車専用の無線スピーカーが登場しました。それがこちら
今年の初めにクラウドファンディングを行っていたのですが、一足お先に試させてもらいました。もう4か月ほど使っていますので、良いところはもちろん、惜しいところもご紹介いたします。
いろいろなところで、「これ何かわかる?」って質問してみるのですが、「髭剃り」「電子タバコ」「お酒入れ(スキットル/フラスク)」なんて答えはあっても、なかなか「スピーカー」という答えは出てきません。それくらい斜め上をいくデザインなんでしょうね。
使い方は簡単です。お手持ちのスマホにブルートゥースで接続します。専用のアプリといったものはありませんので、52スピーカーの電源を入れて、iPhoneだと「設定」から「Bluetooth」を選んで、「52 SPEAKER」というのが表示されたら、接続完了。真ん中の大きなつまみを押せば、再生スタート。つまみを左右に回せばボリューム調整。つまみの左右の黒いボタンを押せば、前の曲/後ろの曲に移動できます。つまみを押せば、ストップです。ただそれだけ。
充電時間は2時間ほどで、7時間使えます。実際のところ、ボリューム最大で連続使用できたのは6時間でした。まぁまぁスペック通りですね。
それにしてもロードバイクのハンドル周りにきれいに収まっていると思いませんか? 台座はゴムバンドでステムに取り付けてあり、本体を90度回転させると固定されます。これ台座がなんと、ガーミンマウントと同じ形で、互換性があるんです。台座の厚みが薄いのも、スピーカーがやぼったく見えない理由ですね。
肝心の音ですが、かなりいいと思います。車も人もほとんど通らないような山の中で鳴らすと、まるでコンサート会場のようにあたりに音が響き渡ります。静かなバラードというよりは、ペダルの回転数に合うように60~90BPM(Beats Per Minute)くらいの曲がいいと思います。
下り坂で風切り音が大きくなったり、トンネルの中で車も走っていたりすると、最大のボリュームでもほとんど聞こえません。バッテリーを節約するために、早々にOFFにしておいた方が良いでしょうね。街中で鳴らすのもあんまりだと思います。田舎でも信号待ちで止まっているときなんかも、OFFにしておくのが良いと思います。
※音の大きさについては、スマートフォンにダウンロードする元の音源によって、大きかったり小さかったりするようです。このスピーカーが原因だけとは言えないので、いくつか聞き比べてみてください。
かっこいいのが、電源を入れると、「POWER ON!」 落とすと「POWER OFF!」 ってネイティブな発音で知らせてくれること。バッテリー残量はさっぱりわかりませんので、使った後は毎回充電しておくのが良いと思います。
電話をかける機能もありますが、そんな時は止まって電話した方がいいと思います。ラジオも聞けるとのことですが、周波数は88MHz~108MHzなのでほとんど放送がありません。場所によってNHKが入るくらいです。人里離れた車もめったに通らないような峠に入ってしまったときは、クマよけになるかもしれませんね。
複数で走るときというよりは、ソロで走るときにこれ最高だと思います。アナログなのが自転車のいいところなのに、充電が必要なアイテムばかりになるのはちょっと嫌という思いはあります。でも使ってみると実際楽しいですよ。
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52スピーカー Bluetoothスピーカー ガーミンマウント
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