本格的に寒くなりだすこの季節、サイクリングウェアー選びに一番迷う時期です。
朝晩は5度を下回るくらい冷えていても、昼間天気が良いと15度を超えるような日も珍しくありません。そんな時に坂道を登って汗をかくと、下り始めると一気に汗が冷えてしまいます。
それでも、最新のハイテクウェアーをきちんと重ね着(レイヤー)していれば、昔のように凍える寒さに耐えて、走りながら汗が乾くのを待つ時間は大幅に減ったように思います。
さて今回は、「冬は耳が冷たくて千切れて落っこちそうなの~」と悩める方に、耳あてをご紹介したいと思います。一口に耳あてといっても、こんなに種類があって、それぞれに特徴があるのです。
どれも耳をふさぎますが、布なので周りの音はちゃんと聞こえます。むしろ耳のでっぱりによる風の乱れがなくなることで、風切り音がなくなります。また、耳が隠れるからといって、下にイヤホンをつけて音楽は聞かないでね。周りの音がちゃんと聞こえないと、危ないよ。(もちろん道路交通法違反です。)
その1 イヤーウォーマー バンダナタイプ
割と古くからある定番です。夏用の汗が顔に垂れてこないようにするためのバンダナを、冬用の暖かい素材(フリースなど)に変更し、耳の部分を膨らましたものです。
メリット | 最もコンパクト。ヘッドバンドをかねているので、あでこまで暖かい。汗除けにもなる。 |
デメリット | 一番下に付けているので、付けはずしに手間取る。わりとギュッと耳を押し付けるので、耳が痒くなる場合がある。(個人差によるところが大きい) |
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その2 イヤーウォーマー付きキャップ
ヘルメットの下にかぶるキャップに、イヤーウォーマーが付いたタイプです。ほとんどのヘルメットは通気性重視なので多くの穴が開いていますが、冬は逆に寒くなってしまいます。頭と耳の寒さから守ってくれます。
メリット | 一度に頭と耳の寒さから守れる。 |
デメリット | 暑くなっても走行中には外せない。 |
オススメアイテム
- R250 GORIDE 耳付きサイクルキャップ スーパーマンパンダ
- パールイズミ 【489】 ウォームキャップ
- カペルミュール Polartec ウインターキャップ Power Grid
- リオン・ド・カペルミュール ライトサーモスカルキャップ
- BBB BBW-298 ハット ウィンドブレイク
- ヘイロ アンチフリーズスカル
- ペース SEALAND リバーシブルメリノウールサイクリングハット
- WALZCAPS 耳あてつき4パネル ウール100%
その3 完全防備なフルカバー
冬山やF1パイロットが使っているイメージですね。どれも名称が同じで「バラクラバ」といいます。由来は19世紀半ばのクリミア戦争のバラクラバという地域の戦いで使われたそうです。銀行強盗と間違われないように、お店などに入る時は必ず外してください。
メリット | 目以外全てを覆うので、これ以上暖かいものはありません。 |
デメリット | 暑くなったら逃げ場が無い。痒くなるかもしれません。髪の毛がペッタンコになる。 |
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その4 フェイスマスク兼用タイプ
顔や首まで一緒に寒さから守ってくれます。
メリット | 顔面も寒くて我慢ならんと言う方には、一石二鳥。口の部分だけ空けられて呼吸しやすいタイプもある。 |
デメリット | ずり下がってくる場合がある。 |
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その5 180s EXOLITE (おすすめ)
メリット | 唯一ヘルメットをしていてもつけ外しが可能。コンパクトに収納できる。アウトドア用なので、サイクリング以外にもハイキングやランニングにも使用可能。 |
デメリット | 耳の形や頭の形によっては、フィットしない可能性も。 |
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代表的な5タイプのメリット、デメリットをご紹介しました。たまに誤解されることがあるのですが、耳を覆っているため、ヘッドフォンのように周りの音が聞こえなくって危険では無いのか?という意見があります。しかしどれも大丈夫。風はブロックしても音はさえぎりません。むしろ風を切る(ゴ~ッ)と言う音が消されるので、逆にクリアに音が聞こえるくらいです。
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