先日知り合いと二人で近所の山まで走りに行った時のこと。妙見山という山を登って、帰ろうと下りだしてすぐ、右曲がりのヘアピンカーブで後から「パーン」って大きな音が聞こえました。
いわゆるパンクですね。アスファルトも傷んでいて小石も多かったので、尖がった石でも引っ掛けたんでしょう。
後輪のサイドがザックリ10mmほど裂けちゃってました。あ~ぁ、やっちゃったよって感じ。
チューブは予備チューブに交換するとして、そのままタイヤに入れても裂け目からチューブがブミュ~っとはみ出てしまうので、どうにかしないといけません。パークツールから発売されている、タイヤ用のパッチ「タイヤブート」をタイヤの裏から貼るのが、正しい修理方法なのですが、あいにく持ち合わせがありませんでした。
そんな時はどうするか? チューブに貼るパッチをタイヤの裏から貼るのです。
まずは1枚貼ってみて空気を入れてみたのですが、かなり裂け目からチューブがはみ出てきています。これはまずい。
再度タイヤを外してパッチを2枚重ねて貼りました。それでも不安です。何か良いものは無いかと探すと、パナレーサーのイージーパッチの説明書がいい感じのサイズです。これをチューブに巻くことにしました。
こういう時は、何を巻いてもいいんですよ。薄くて伸びなっくて、丈夫なモノです。濡れても丈夫な「お札」を利用するというのもわりと知られていますね。先日SNSで、ケータイ(スマホ)の保護フィルムが丈夫だよって教えてもらいました。なるほど。その時は山の中で何も無かったとしても、少し押して歩けばコンビニや商店があるかもしれません。その時点でよさそうなものを調達してもよいですね。適応能力が試される時です。
携帯ポンプで恐る恐る空気を入れて、再出発。当然適正空気圧まで入れられませんので、感覚的には3気圧くらいでしょうか。あとは下るばっかりで15キロくらいで帰宅できたので、ゆ~っくりゆ~くり走りました。
途中なんどかタイヤの具合を見てみましたが、だんだん膨らんでくるんですよね。怖いので少し空気を抜きました。
ちなみにこの日はもう一つトラブルがありました。最初炭酸ボンベでタイヤを膨らまそうとしたのですが、どうやっても炭酸ボンベから炭酸ガスが入りません。
そういう時は、ボンベアダプターを疑ってください。ボンベを突き破るために針があるのですが、これが折れたり取れちゃったりすることがあるんです。見てみると案の定針がありません。
針ってコレですよ。異なる種類のアダプターを3種類撮影してみました。どれも針が見えるでしょう。これが無かったんです。お勧め炭酸ボンベアダプターは、TNIのこれです。
もちろん私が持っていたアダプターは大丈夫だったのですが、一人だったら危なかったですね。日ごろから用具のチェックはしっかりしておいて下さい。
ちなみにこのタイヤ、中級グレードのそれほど耐パンク性の高いものではありませんでしたが、取り付けて2日目。新品のタイヤはパンクしにくいのですが、するときはします。
レースじゃなければ、軽さよりもパンクに強いタイヤが良いですね。私のオススメは、パナレーサーのグラベルキングです。
こういうこともあるよって、覚えておいてもらえると幸いです。
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