2013年4月28日、滋賀県東近江市ふれあい運動公園内特設周回コース(1周2.0km)にて、第7回ワールドサイクルカップ2013が快晴の下、開催されました。
同時に全日本学生選手権大会が開かれ、過去最高の657名のレーサー達がエントリー。
コースは1周2キロ、高低差0mと完全フラットのクリテリウムコース。やや強めの横風をいかに味方につけるかがポイントとなりました。
朝一のレースは全日本学生選手権。東北から鹿児島の大学生が集まり、まずは男子の予選。これで約半分の人数に絞られました。
会場では多くのメーカーのブースが出展され、さながらミニサイクルモードのような雰囲気。憧れの超高級バイクから、お買い得なウェアー、シューズの試し履きから、サプリメントの試飲や、ローラー台の体験会に行列ができました。
カテゴリー4・5・6と初心者向けに細かくカテゴリーが分けられているので、今回がレース初めてという方が多いのも、このワールドサイクルカップの特徴。皆さん当然ながら自転車には乗ることができるのですが、レースの走り方というと、教えてもらったことが無いのはモチロン、どこで教えてもらえるのかもわからないという方がほとんど。
そこで今回、日本のプロロードチーム「シエルボ奈良」にご協力いただき、ロードレース初心者向けの講座を開催。2回目の講座には50名以上の参加者が集まり、シエルボ奈良のキャプテン「栂尾(とがお)選手」 と、先日行われた白浜クリテリウムで6位入賞を果たした「井上選手」 の話に、熱心に耳を傾けていました。
たとえば、最も落車が多いコーナーの走り方については、
「ラインを守るのが基本。コーナーでラインを変えるのはもっとも危険なので、コーナーに入ったときの状態のままで回ってください。」
なるほどなるほど。ほとんどの方は趣味で自転車を楽しんでいるわけですから、怪我で会社や家族に迷惑をかけるのは絶対にいけません。レースの主催者や自転車店も、初心者にレース参加を促すだけではなく、レースの走り方、お約束をきちんとお伝えするのは、とても重要だと改めて感じました。
予選を通過した学生達の決勝が行われ、選手層の分厚い鹿屋体育大学が危なげなくアベック優勝。男子は橋本選手、女子はロンドンオリンピックにも出場した上野(うわの)選手が優勝しました。
実は毎回最も白熱するのが、キッズカテゴリー。見てください、この真剣な表情。本格的なジャージを着て、ゴールラインに飛び込む姿は大人顔負け。家族の応援にも力が入ります。
ゴール後はお菓子をもらって、ご満悦。
女性ライダーが多いのもワールドサイクルカップの特徴。カラフルなウェアーで、会場が一気に華やかになりますね。自転車に乗っている女性はこんなに綺麗になるっていう、とても良い見本となりますね。
ワールドサイクルテントでも、エリートの3本ローラーの試乗会や、フィジークのシューズの試着会を実施。しかもそれぞれ先着100名様には、ワールドサイクル本店サイトで使えるおよそ10%の割引券をプレゼント。こんなの自転車レースで見たことありますか?
初めて3本ローラーに乗る方も、当店スタッフが的確なアドバイスをさせていただくと、本人もびっくりするくらいすぐに乗れたりして、大喜び。
さすがレースに出てみようという方は、乗り方も上手ですね。
最後の競技は、この規模では珍しい、TTバイクによる「個人タイムトライアルレース」と、2名で先頭交代を繰り返しながら行う「トロッフェ・バラッキ」 です。
空気抵抗を極限まで減らした、前から見たらペッタンコのエアロフレームと、ディスクホイールで固めたタイムトライアルバイクに、まるで宇宙人のようなエアロヘルメットをかぶった選手が10秒ごとにスタートしていきました。
そして最後は、レースにエントリーした方が参加できる大抽選会。GPSやバッグ、ヘルメットやフレームなどが次々とプレゼントされました。抽選の瞬間にいないと、次々と飛ばされます。当たった方がその場にいないと逆に盛り上がり、次々!と声がかかります。
ココで終わらないのが、ワールドサイクルカップ。最後の最後に、応援に来てくれたご家族も、全員参加の大じゃんけん大会。商品は、トピークの工具セット。なんと8万円相当。もう一つは、約10万円のタイムトライアルバイク。じゃんけんに勝ってタイムトライアルバイクを手にしたのは、なんと5歳の女の子。それはそれはお父さんが大喜び。なんと親孝行な娘さんなのでしょう。
レースの途中、京都から参加していただいた方にお話をうかがいました。なんとこの日が初レース。カテゴリー6に参加して、最後から2番目という結果だったそうですが、次回も是非参加したい、もっと早くから自転車を趣味にしていたらよかったと、うれしいお言葉をいただきました。
隣の男性はお友達で、まだ折りたたみ自転車しかお持ちで無いようですので、ぜひ次回はご一緒に参加していただきたいですね。
会場には、元全日本シクロクロスチャンピオンの豊岡英子さんの姿も。全日本学生選手権を応援しに、足をお運びくださいました。
元全日本チャンピオンといえば、4度も全日本タイムトライアルチャンピオンになったことのある、岡崎和也さんの姿も。現在はコルナゴを販売するNBSにお勤めで、この日もコルナゴブースで、熱くコルナゴを紹介してくださいました。
MCをしていただいたのは、関西を中心にスポーツイベントのMCを数多くされている竹内明美さん。なんとMASIのロードバイクに乗られていて、自転車のことにも超詳しいのです。当日はMCに大忙しだったので、3本ローラーやシューズのフィッティングもしてみたかったとのこと。是非来年もMCよろしくお願いします。
最後に、ワールドサイクルスタッフから、レースにご参加いただいた方へのお礼とご挨拶をさせていただければと思います。
当日はスケジュールの進行など不慣れな点も多く、スムーズな運営とは程遠かったと思いますが、幸い天候に恵まれ、何とか無事に大会を終えることができました。
来年も同じ場所で、もっとパワーアップした大会を開催できればと思います。是非次回はモチロンのこと、お友達も沢山お誘いあわせの上、再びこの場所でお会いできることを楽しみにしております。
また来年、ワールドサイクルカップ2014でお会いしましょう。
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