先月20日に新しいしまなみ海道の自転車ガイドブック「しまなみ島走BOOK」が発売されました。
著者は宇都宮一成さんという、ご夫婦で10年間、88ヵ国・105,805km、タンデム(二人乗り)自転車に乗ってハネムーンに行ってきたという、筋金入りのアドベンチャーサイクリストな方です。
そんな宇都宮さんが帰国後、故郷の愛媛県でしまなみ海道をサイクリングしたのが、この本を書かれたきっかけ。現在はシクロツーリズムしまなみというNPO法人を設立されて、しまなみ海道のポタリングガイドをされています。
しななみ海道の道という道をくまなく走ったというだけあって、私が一番感動したのは、各お店の紹介文でした。
これまでサイクリング向けのガイドブックは沢山あるのですが、いわゆる大手旅行会社のようなうわべだけ紹介しているものが多く、「ホントはその宿に泊まってもいないし、食事どころで食べてないだろう!」 と思わざるを得ないものも少なくありません。
ですがこのしまなみ島走BOOKをよんでいると、そんな気持ちは一切わいてきません。たとえばこんな感じです。
- (お好み屋さんの紹介文で)30年焼き続けた鉄板だから、油を引かなくても焦げ付かないのだそうだ。
- (ラーメン屋さんの紹介文で)ご主人が減塩で打っているのだとか・・・女将さんの心暖かさにも感激。
- (民宿の紹介文で)こだわりのご飯もおかわり自由。リピーターも多い。
- (旅館の紹介文で)名物は車エビ。踊り食いや塩焼きでいただく。これが目当ての人も多い。
などなど。一番最後の旅館は、実は私も泊まった事があるので、エビの踊り食いや塩焼きのうまさとともに、お部屋でエビを剥いてくれた旅館のおばあちゃんの顔まで浮かんできました。
そんな風に、いわゆるちょうちん記事ではなく、実際に宇都宮さんしまなみの道という道をくまなく走って、食べて、飲んで、泊まって、見て、聞いて、話した内容がぎっしり詰まっているんです。
なんとしまなみの島々は奥深いのでしょう。正直なところ、関西では定番の淡路島一周や琵琶湖1周がかわいそうなくらいに思えてきてしまいました。(いや、もちろん、淡路島や琵琶湖もすばらしい自転車天国なんですよ!)
お店や宿泊施設の数が半端無いですよね。橋と船を組み合わせれば、無限にコースが出来上がるかと思うくらいです。
それほどまでにすばらしい、しまなみ海道。毎年さまざまなイベントが行われますが、今年の10月は特にイベント盛りだくさん。
10月20日はサイクリングしまなみ 愛媛側のイベントで参加者3000人、応募は既に終了。
10月27日はサイクリング尾道大会。
そして、10月12~13日はワールドサイクルのしまなみとびしま海道サイクリング送迎バスツアー。上の2つはいわゆるロングライドイベントなので、参加料がかかります。
ワールドサイクルの場合は、大阪から尾道までの送迎と、荷物を宿泊施設まで届けること。どこを走るか、どこで休むか、どこで食べるかは全く自由。集合時間までには戻ってきてください。
サイクリングの楽しみって、自由気ままなところ。
上の2つのイベントの下見にもよし、自家用車や輪行よりも往復が楽だからというのもよし。
10月は、ワールドサイクルのしまなみツアー、ただいま参加者大募集中です。
ちゃりん娘のお二人もゲスト参加予定です。さらにチームキープレフトTシャツを全員にプレゼント。
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