輪行についてよく知識をお持ちで無い方が、見よう見まねで挑戦するときは要注意。
輪行とは、
- 自転車を解体して、
- 専用の袋に入れる。
- 縦横高さの合計が250cm以内、且つ、1辺の最長が200cm以内
となります。逆に言うと、
- 自転車を分解しないで収納してもダメ。
- 専用の袋(輪行袋)で無いとダメ。ゴミ袋や自転車カバーで取り繕ってもダメ。
- サドルやハンドルの一部でも袋からはみ出ていたらダメ。
- 3辺合計が250cmを超えたらダメ。
なんです。ですが駅員さんも輪行ばかりに注意を払っているわけではありません。警察官が目にしたあらゆる犯罪を全て法律通りに対処できないのと同じですよね。
「自転車の一部がはみ出た状態で輪行したとき、Aという鉄道会社では何も言われなかったけど、Bという鉄道会社では駅員さんに注意された。Aという鉄道会社では一部はみ出ていても大丈夫だよ。」
なんていう情報があったとしたら、全くの間違いですから。鵜呑みにしないようにしてくださいね。
ルールを守らない方法で輪行したことを武勇伝のように語るのは、コンビニの冷蔵庫に裸で寝転んでツイートしているのと同じです。
ワールドサイクルでは日本の鉄道から輪行が禁止されてしまわないように、定期的に輪行講座を行っております。
2019年10月追記です。—————
2020年5月から、新幹線の特大荷物のルールが変更になります。簡単に説明しますと、
- 指定席の最後尾を予約しないと、最後尾の後ろのスペースに荷物は置けない。
- 指定席の最後尾を予約できないときは、追加で1000円支払って自由席に乗る。
- ただし、輪行袋に入れた自転車は「スポーツ用品」扱いとなるため、自由席に乗る場合でも1000円は必要ありません。自由席の最後尾の後ろのスペースか、自由席または指定席のデッキの手すりに括り付けましょう。
最後尾の座席は、「特大荷物スペースつき座席」という名称になります。もちろん、5つの座席の後ろに輪行袋を5つはおけません。ヨーロッパ7日間なんてサイズで販売しているスーツケースも5つはおけません。すんなり置けるか、置けないかは運です。譲り合っておいてください。
置けない場合は、デッキスペースにおいて、手すりに括り付けておきましょう。車掌さんに
「これは誰の荷物ですか?」
と聞かれることになりますので、さわやかに
「君、それは私の大切な自転車だよ!」
と答えておいてください。「他のお客様の乗降の歳に、ぶつけられるかもしれないよ」といった、お言葉を頂戴するかもしれません。
今までは「自由席でもいいや」って思っていましたが、これからはちゃんと計画的に指定席を予約しておかないといけませんね。運賃を節約するために新幹線の回数券を利用していましたが、JRの駅まで行かないと指定席をとれません。何かいい方法は無いかと考えたところ、
というのを見つけました。イコカやピタパなど、交通系ICカードとスマホのアプリを連動させると、アプリでいつでも予約・予約変更可能です。何度でも変更できて、手数料もかかりません。座席も逐一選択できて、そのままイコカやピタパで乗車できます。
運賃は回数券よりは高くなりますが、早割だったら、ごくわずかのプラス料金で「EXグリーン早特(グリーン車)」にも乗れてしまいます。1000円払わないといけませんが、自由席なら少し安くなります。
さらに調べると、「エクスプレス予約」というサービスを発見。年会費1100円でクレジットカードを新たに作らないといけませんが、新大阪-東京間(片道)で1100円も安くなるというのです。片道で初期コストは回収できるだけでなく、そのあとずっと1100円安いのです。これは格安チケットに匹敵しますね。私は、早速申し込みました。
エクスプレス予約
もちろん乗車後には領収書が発行されますので、経費精算もばっちりです。
なんちゃらペイと同じように新しいだけで飛びつくのではなく、自分なりにちゃんと内容を見極めたうえで、新サービスはどんどん利用して便利にしていきたいですね。
2020年3月追記です。—————
サービスの愛称は「baggage160」と決まったそうです。日本語では「ばげっじ ひゃくろくじゅう」、英語では「バゲッジ ワンシックスティ」と読みます。
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