「サイクリング中のちょっとしたトラブルは自分で治せてはじめて、一人前のサイクリスト」 という言葉があるように、パンク修理くらいであれば自分でちゃちゃっと治したいもの。
それに先立つものとして、予備チューブ、携帯ポンプ、タイヤレバーなどは常に携帯しておかなければいけません。
そのようなものは「サドルバッグ」に入れるのがお約束でしたが、プロの選手などが普段の練習の時に、ボトルの飲み口をカットした入れ物に入れるというのがはやったこともありました。
何故そうしたかというと、サドルバッグの場合サドルが重たくなることで走行フィーリングが変わるっていうのです。特にダンシングの時は、サドルが軽いほうがバイクを振りやすいと。
いつしかボトルの飲み口の変わりにふたをつけた「ツールカン(ツールボトル)」なるものが市場に出回り、携帯しておくべきツールは「サドルバッグ」もしくは「ツールカン(ツールボトル)」に入れるという2つの方法が主流になりました。
サドルバッグのほうが大きさもデザインも自由度が高いのですが、あえて無骨なツールカンを使用するほうが、「走れる人」に見えたんですよね。
しかしそのツールボトル、入り口が狭くてとても中身の出し入れがしにくい。走行中に中身とケースが当たってカタカタ音がするというので、クッション付きのものもありますが、中身を出し入れする時にそのクッションがクシャっとなったりしてこれまた使いづらい。
ぎゅうぎゅうに詰め込んでいることから、例えば「携帯工具」ひとつ出すのに全部出さなければいけない。滅多に使用しないとはいえ、コレ結構ストレスでした。
そこで誕生したのが、「ツールケース」。円柱のケースを真ん中のジッパーで開く構造なので、とにかく中身が取り出しやすい。ぎゅうぎゅうに詰め込んでも、わりと大丈夫。一度ツールケースを使うと、二度とツールボトルなどというものは使おうとは思わなくなりますよ。
今回はウィザードから新発売されたツールケースに、ツールボトルから引越ししてみます。
上の画像のチューブとワイヤー錠はツールボトルには入りきらなかったものです。ツールケースに入れてみましょう。
※予備チューブは裸で入れないようにしましょう。裸だと他のものとこすれてパンクするかもしれません。ゴムの劣化も進みます。ラップできつく巻いておくのがオススメです。
ワイヤー錠以外は入りましたね。ツールボトルよりチューブ1本分余分に入ったことになります。
私の場合、「炭酸ボンベ」を2本、「ハンドクリーナー」を入れているところがやや多めですので、それを除けばワイヤー錠は充分入るでしょう。
ボトルケージにセットしてみましょう。外装がなんとカーボンパターン。リアルカーボンではありませんが、なかなか高級感に溢れています。
防水機能はありませんが、短時間のちょっとした雨程度であれば、中身がびしょびしょになるということはありません。びしょ濡れになった後は、中身を出して乾かしておいてください。濡れたままだと携帯工具がさびたり、バッグにカビが生えるかもしれません。
フレームに2つしか無いボトルケージのうち1つを使用するため、ボトルを2本持つことは出来ません。真夏はどうせ2本ボトルがあってもすぐにお湯になってしまいますから、こまめに休憩して冷たい飲み物を購入したほうがいいと思います。
それよりもサドルが重たくなりませんから、軽快にダンシングできますよ。
そうそう、大事なことを書き忘れるところでした。
このツールケース、メーカーロゴが一切ありません。
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