通勤や、ツーリングなどみんなで走っている時にパンクすると、早く修理を終わらせたいと焦りますよね。
そんな時うっかり忘れてしまいがちなのが、パンク原因の確認(タイヤに異物が刺さっていないか等)です。
チューブのバルブに不具合があって、空気が抜けたというパターンもありますが、ゴミの溜まりやすい車道左端を走行する自転車のタイヤは、よく拾い食いをします
まずは、この写真をご覧ください。
これはパンクして、チューブを取り外した後のタイヤ裏の写真です。
黄色丸でアピールされている中心の、一見ただの孔か傷のような部分に今回の主役が潜んでいます。
そして、ピンセットを使ってなんとか取り出したのがこちらです。
これがパンク原因です。
見た目はシャープペンシルの芯といった感じですが、とても硬く細い棒です。
力をかけても折れず、余裕でタイヤを突き抜けてきたことがうかがえます。
この黒い棒が、黒いタイヤに対して斜めに刺さっていたため、ほとんど見えていませんでした。
もし、取り除かなかったらパンクのエンドレスループに入っていたことでしょう。
こういった見落としを防ぐためには、時に機械より繊細なセンサーを持つ、指を使いましょう。
方法は指の腹で、タイヤ裏をなでるように、力をいれずにゆっくりと滑らします。
必ず、ゆっくり”異物があるかも”と警戒しつつ動かしてください。
勢いよく鋭利な物に指が当たると、怪我をすることは言うまでもありません。
指先に引っかかりを感じたら、そこをよく観察です。
分厚いタイヤなら、内部に異物が入り込んでいる場合もありますので、タイヤをこじりながら確認してみましょう。
この時、細く小さいものが入っていた場合、手では取れないことがあります。
今回の異物も手では取れませんでしたので、毛抜きやピンセットの携帯が必要かもと思いました。
こちらは、前回のパンクから1週間後にまたパンクした際のタイヤ裏です。
はい。パンク原因は目視でOKです(泣)
細長い棒のせいでパンクした際は、マルニ QUICK SHOT クイックショット 瞬間パンク修理剤 50mlを使って窮地を脱しました。
このような補修液を使えば1~2mm厚の異物なら刺さった状態でも応急補修できる場合もありますが、メーカー推奨は、異物は可能な限り取り除いてからとなっています。
パンク修理の基本として、”異物の除去”は、忘れないようにしたいポイントです。
そして、パンク修理を一からお伝えするワールドサイクルのパーフェクトパンク修理&タイヤ・チューブ交換講座では、さらに素早くパンク原因を見つける技もご紹介しています。
毎回、募集を開始するとすぐ定員になる少人数制の講座です。
空きがあった場合はお早めにどうぞ。
最新情報をお届けします
Twitter でWORLDCYCLE_BLOGをフォローしよう!
Follow @WORLDCYCLE_BLOG