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進化した空気入れヘッド、Taggio Pro(タッギオ プロ)

Taggio Pro(タッギオ プロ)

空気入れの口金とは、空気入れから送り込まれる空気と、チューブ側の入り口であるバルブとの接続部分のことです。求められる機能は、空気を漏らさず送り込むことと、着脱が簡単であることです。

一般に市販されている空気入れの口金は、大きく分けて3種類あります。

  1. ゴムパッキンの伸縮性により固定するタイプ。
    構造が単純で壊れにくいのですが、着脱には力が必要です。特に高圧まで入れると、口金を外すのは硬くなります。最近は少なくなりました。
  2. レバーでゴムパッキンを押し込んで固定するタイプ。
    ゴムパッキンを利用しますが、レバーで押し込むことでよりバルブに密着させて、空気漏れを防ぎます。外す時はレバーを戻して、バルブとゴムパッキンの密着をゆるくすることで、軽い力ではずすことが出来ます。
    とはいえ、それなりに力は必要です。史上最高のポンプヘッドと呼ばれる「ヒラメ」の場合、全体の精度が高いため、ほんの少しのレバー操作で、ゴムパッキンを強力に押し付け、リリースできます。
    仏式と米式で口金を分解してゴムパッキンの向きを変える必要があるものと、バルブを差し込めば自動的に判断してくれるものがあります。
  3. 仏式バルブの先端のバルブコアのねじ山に、口金を固定するタイプ。
    最も確実ですが、バルブコアが外れるタイプのバルブの場合、口金を緩めたときに一緒にバルブコアまで抜けてしまうことが多々あります。また、バルブコアのねじ山ではなく、バルブステムのねじ山に口金を固定するタイプもあります。この場合バルブコアが抜けることはありませんが、バルブステムにねじ山の無いバルブには使用できません。

今回発売された、Taggio Pro(タッギオ プロ) の口金は、上記の3種類のいずれにも該当しません。近いのは2番目ですね。ゴムパッキンを固定するためのレバーの代わりに、水道ホースのジョイントニップル(ホースコネクター)のような仕組みです。

早速取り付けてみました。取り付け方はメーカーが動画を用意しているので、まずはそちらをご覧ください。

ホースと口金を固定する金具が付属しておりますが、正直言ってこれが問題です。とても鋭利な突き出しがあるので、実際に作業すると手が痛い・・・・・Taggio Pro(タッギオ プロ) ビニールテープでぐるぐる巻きにして保護するなどの方法もありますが、オススメは別の固定金具を使用すること。

別料金にはなりますが、 103円(2016.1.13時点)と高価なものではありませんので、是非最初からこれで取り付けることをオススメします。Taggio Pro(タッギオ プロ) 取り付け方は動画の通りです。先にホースに金具を通しておきます。これを忘れるとワヤです。Taggio Pro(タッギオ プロ) 口金をぐいぐいっと押し込みます。ここは多少力がいりますよ。ゆるかったら空気が漏れてしまいますから。

また、硬いからといって、オイルなどは塗らないでくださいね。Taggio Pro(タッギオ プロ) 口金をおくまでしっかり差し込んだら、 Taggio Pro(タッギオ プロ) バンドを端に寄せて、マイナスドライバーで締め付ければ完成。ゴムを金属で締め付けますので、あまり強くは締めすぎないでくださいね。締めればいくらでも締まりますが、ゴムが千切れてしまいますよ。

使用する工具はスパナではなくマイナスドライバーで丁度です。Taggio Pro(タッギオ プロ) 出っ張りはありますが、角は丸めてあるので、手に当たっても痛くはありません。純正のバンドは、かな~り痛いですよ。ここは純正バンドのかなり惜しい点です。Taggio Pro(タッギオ プロ) ラジコンのサスペンションのようなスプリングがついていますね。グイット押し込んで回すと、仏式/米式の切り替えが出来ます。と、「P」 「S」をあわせてください。 Taggio Pro(タッギオ プロ) 口金の先端のリングを引っ張ると、先端が開いて、ゴムパッキンがゆるくなります。この状態でバルブに突っ込みます。Taggio Pro(タッギオ プロ) その時不用意に斜めに突っ込むと、フレンチバルブの先端をつい押してしまって空気がプシュっとわずかに抜けてしまいますので、まっすぐ差し込むようにしてください。 Taggio Pro(タッギオ プロ) 仏式バルブで使用する場合、先端のリングはバネの力で自動的に最後まで戻りません(米式バルブの場合は最後まで戻ります)。最後一の一押しは手で押してください。慣れれば片手でも出来ますが、両手でするほうが確実です。

このとき、万が一指を挟まないようにご注意ください。Taggio Pro(タッギオ プロ) かなりしっかりバルブに固定されています。ガタなど一切ありません。あとは空気入れを押し込むだけです。 高圧まで入れても、エア漏れなど皆無です。Taggio Pro(タッギオ プロ) 外し方はつけたときの逆です。口金先端のリングを押して、パッキンをゆるくしてあげれば、するっと抜けます。ただしこのときも、片手でちょっとでも斜めに抜こうとすると、仏式バルブのコアが押されて空気がプシュっと抜けてしまうので、両手でまっすぐ引き抜いたほうが確実です

使ってくるうちに多少馴染んでくるとは思いますが、レバーで固定するタイプに比べて着脱はかなりスピーディです。本体が樹脂製なのと、むき出しのスプリングで、多少安っぽく見えるかもしれませんが、実力はなかなかのものですよ。

使用方法も、メーカーが動画でご紹介しております。

ご注文はこちらから

 

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