先日京都で行なわれた「TANTANロングライド」で走っていながら思いました。
- 走行中ゼッケンが外れかけていたり、見えない人がキニナル~!
ロングライドイベントにおいて、「ゼッケンは何のためにつけるのか?」といいますと、主にこの3つの理由です。
- そのイベントの参加者かどうかを判断するため。エイドステーションなどで参加者以外が紛れ込むことの無いように。
- チェックポイントを通過しているかのチェックに。
- ケガや危険な走行をしている参加者を、ゼッケン番号から特定するため。
レースと違ってタイムの計測には使用しません。
日本のホビーレースの場合、計測テントがあるほうからゼッケンが見えるように、わき腹あたりにゼッケンをつけることが一般的ですが、ロングライドイベントの場合は背中につけることが一般的となります。
ちなみにマラソン大会の場合は、主に胸につけます。自転車のイベントで胸にゼッケンをつけている人がいたら、その方は普段マラソン大会に出場されていて、自転車イベントははじめてなのかも知れませんね。
レースでもロングライドでもマラソン大会でも、ゼッケンと一緒に安全ピンが4個配られます。さてどうすれば、外れにくく、邪魔にならないように、かっこよくゼッケンを取り付けられるのでしょう?
4個の安全ピンで最も効率よくゼッケンをジャージに固定しようとするならば、安全ピンのつけ方はこうです。1つの安全ピンでゼッケンを2箇所突き刺してください。そして、ゼッケンの端から破れないように、十分な余白が必要です。
ゼッケンの端のほうにつけてしまったばっかりに、いつのまにかゼッケンが破れてしまった例が、この下の画像です。
ゼッケンを一箇所しか突き刺さないというのは、この下の画像をご覧ください。
1つの安全ピンで2箇所ゼッケンを突き刺せば、4つの安全ピンでは8箇所で固定されたことになります。1箇所しか突き刺さないと強度は半分。当然ゼッケンは破れやすくなるでしょう。ゼッケンの強度を増すために、ゼッケンの端をすこし折り返すというテクニックもあります。
次に、ゼッケンを背中のどこにつけるのかも、検討すべきです。背中か? 腰(バックポケットの上)か?
見易さと言う点でいうなれば、圧倒的に腰(バックポケットの上)でしょうね。
また背中にゼッケンを取り付けると、ポケットにアクセスする度にゼッケンについ触れてしまいます。ゼッケンにストレスがかかれば、破れやすくなります。その点においても、腰(バックポケットの上)がゼッケンのベストポジションです。プロのレースの場合は必ず腰にゼッケンが付けられています。
ゼッケンをバックパックやウィンドブレーカーに取り付ける方もいますね。ゼッケンはイベント開催中は常に見える場所につけなくては、意味がありません。例えばこんなケースはご注意ください。
- ジャージの背中にゼッケンをつけたけど、その上からバックパックを背負ってしまって、ゼッケンが見えない。
- ウィンドブレーカーを着たことで、ゼッケンが見えない。(このケースは非常に多いと思いますが、どちらかといえばジャージにつけておくほうが無難でしょう) クリアなレインウェアーが発売されているのは、こういうときに便利だからです。
・パールイズミ【2356】 クリアーレインジャケット
以上の点から、ロングライドイベントなどのゼッケンの付け方としてオススメなのは、
- ゼッケンは腰(バックポケット)の上につける。
- 安全ピンはゼッケンが破れないよう端から少なくとも10mm以上内側に留める。
- 1つの安全ピンでゼッケンに2箇所突き刺して留める。
大切なジャージに穴を空けたくないという方もいるでしょう。そういう方は、「マグネット式」や「ボタン式」のゼッケンホルダーがオススメです。
たかがゼッケン、されどゼッケン。自転車やウェアーと同じく、少しでも快適に走れるように、工夫したいですね。
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