*自転車×ワセリン

ポタガール　まさみんです！

2017.07.4

こんにちは、ポタガールのまさみんです。
じめじめが続くと梅雨明けが待ち遠しいですね～

今回のテーマは「ワセリン」。

え、ワセリンて何！？そう思われた方も多いのでは？

「白色ワセリン」小さいサイズは200円～300円くらいで入手できます。

これ、これのことですよ！薬局とかで見たことありませんか？

このワセリン、すごく使えるアイテムなんです！私の旅の必需品。
今回はワセリンの幅広い使い方を紹介したいと思います。

主な使い方は

保湿　
摺れ対策
応急処置

たぶん、[1]保湿　[2]摺れ対策　は使う人も多いと思います。
リップクリームにもなるし、かかとケアにも効果的。

痛くても走らなきゃいけない地方でのロングライド。

サイクリストならではの悩みなのがサドルと接触部分の擦れによる痛み･･･。ロングライドのときとか辛いですよね。そんなときにワセリンを塗っておくと、痛みの軽減に効果的です。

そして今回紹介したいのが[3]応急処置としての使い方。

実は、私は養護教諭といって保健室の先生の免許をもっているんです。
よく一緒に出かけるポタガールのさおりんも看護師免許を持っているので、イベントや旅先で何かあると、二人でちょっとした応急処置やヘルスケアをすることがまれにあったりします。
さおりんは、最近、救護としてイベントに参加することも増えているみたい。

選手ではなく看護師さんとして大会に参加するポタガールさおりん。

そんな二人から「応急処置」に役立つ情報をお伝えしたいと思います。

さおりん調査によると、自転車のイベントで多いケガはこの３つ。

擦過傷
打撲
骨折

露出している手足は擦り傷や切り傷が多いです。

さおりんが出ることが多いMTBの大会なんかは、特にケガが多そう･･･。

この「擦過傷」などの外傷のときに役にたちます。
（ケガといっても、傷の深さなどによって切傷とか挫滅創とか言い方が変わります）
傷パワーパットが発売されて以来「湿潤療法」というのが広まってきました。聞いたことがある人も多いと思います。簡単に言うと、かさぶたを作らず、皮膚の再生をサポートする治し方です。

キズパワーパッド。いろんなサイズがあります。

でも、キズパワーパットも賛否両論がささやかれているようです。
私が思うに、専門知識や技術による管理がないなかでは

傷の種類によって向き、不向きがある
しっかり洗浄が行われていないことが多い

などの理由が挙げられるとおもいます。

そう、傷は保護をすることも大切ですが、一番大切なのは「傷口を清潔に保つ」ということなのです。

そこで役立つのが「ワセリン」。
パワーパットのような専用の保護シートは、数日貼り続けることを想定して作られています。
でも、それだときちんと傷の様子が観察されず炎症につながることも考えられます。
けっこう高いのに、水仕事が多いとはがれやすくなって交換が必要になる、という声もたまに聞きます。

なので「ワセリン＋絆創膏」をこまめに交換をオススメします。
適度な湿潤状態が保てるし、こまめに交換すれば、その都度傷の状態を確認したり清潔にしたりできます。

ワセリン、傷のサイズにあった絆創膏、綿棒をご用意。

綿棒でワセリンを適量取り

ガーゼ部分にワセリンをぬってから患部に貼ります。

ワセリン、傷のサイズにあった絆創膏、綿棒をご用意
綿棒でワセリンを適量取り
ガーゼ部分にワセリンをぬってから患部に貼ります。

注意したいのが、ワセリン自体の清潔を保つこと。
そのために

綿棒やスティックなどを使ってワセリンを取るようにする
自分専用のワセリンにする

など気をつけてみてください。

ガーゼにもいろんな種類があります。右のガーゼは表面が布っぽく、左のガーゼは表面に薄いシートが貼られていてオブラートみたいな肌触り。右のガーゼをそのまま幹部に当てていると、ガーゼを取り換えるときにかさぶたや再生された新しい皮膚を傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。

でも、怪我したときはなにはともあれ「洗浄」が大切。
なので、ケガをしたら、まず水道でしっかり汚れを落としてから救護所に行くようにしてください。
「しっかり」というのはかなり大事で、どんなに痛かろうが傷口に残った泥や汚れをゴシゴシ洗いましょう。
あとで炎症を起こす原因になります。しっかり洗えていれば消毒は不要です。

さてさて、話がだいぶそれましたがその他の使い方も。
メイク落とし、ヘアワックス、マッサージオイル。

普段使っているメイク落とし。なんとなくテクスチャーがワセリンぽい気がする。