グローブやバーテープのクッションって、あれば衝撃を吸収してくれてそうな感じにもなりますが、無くてもそんなに不便じゃない気がします。身体とバイクでちゃんと衝撃を吸収できてれば。賛否両論でしょうけど。
路面からの衝撃はタイヤからリム、スポーク、ハブと伝わり、フロントフォークからステム、ハンドル、最終的に手に伝わるのですが、その間にある程度は吸収してくれます。常にメーカーサイトやレビューサイトには、「振動吸収性対前年比〇〇%向上」なんてうたってますもんね。
特にタイヤ、最近は幅が25~26mmくらいが人気なのは、太くなってエアボリュームが増えた分、空気圧を少し下げて、クッション性を重視しているからでしょう。パワーロスを嫌って、フレーム・フォーク・ホイールの剛性至上主義とでも言いましょうか。あ、逆に最近細めのフォークが再ブームですね。
衝撃吸収に優れているとアピールしているバーテープは結構な分厚さです。そこに同じように手のひらの衝撃吸収材が分厚くなったグローブを組み合わせたら、ハンドルが超極太なってしまって、繊細なブレーキ操作がおぼつかなくないですか?
路面の衝撃をいなすのは、バイクや体にまかせましょう。繊細な動きを必要とする手のひらは敏感にしておきたいと思うから、こんなグローブをR250で作ってみました。
要するに軍手です。デフィートというブランドからも軍手タイプのグローブが発売されていますが、いまいち輸入代理店の在庫が安定しないんですよね。欲しいときに無いし、色やサイズが歯抜けなんです。日本製でデザインをオーダーしてくれるところを探しました。新潟で年間300万組の軍手を製造している工場です。
軍手って、丸編みなんですよね。縫い目が無いからごろつかない。製法としてはセーターの丸編みと同じです。中指が首としたら、左右に腕が2本づつあるのと一緒。Tシャツも安いものは前と後ろを縫い合わせていますが、少し高いものはわきに縫い目のない丸編みです。
よくあるサイクルグローブのように、手首側にマジックテープはありませんから、つけ外しは超簡単。手首が少し長いので、アームカバーをしたときに隙間がかっこよく日焼けすることもありません。
全体で汗が拭けますよ。眉毛のあたりの汗を拭くときには、指先が便利。
手のひら側のチェーン柄のプリントは、スマートフォン対応なので、いちいちグローブを外さなくっても大丈夫。整備用グローブとしても、手のひら側の滑り止めは効果大。
今回作ったのは2色です。目立ちやすい黄色と、落ち着いた杢柄。杢柄は1点1点風合いが異なります。
甲側のデザインはギアにしてみたのですが、手を入れると流行の楕円ギアみたいになっていますね。
価格も手ごろで、選択するときにもマジックテープでけば立ったり、他の衣類を傷つけたりはしません。やっぱり手が少し痛いなという場合は、少しクッション性の高いバーテープを組み合わせればよいでしょう。サイズはフリーサイズとなっていますが、MからLくらいとお考え下さい。色違いで2色となりますが、素材が異なります。黄色い方はポリエステル、迷彩スノーはポリエステルに綿・アクリル・ポリウレタン混紡なので、少し伸びが良くって、フィット感も少し良くなります。視認性は黄色のほうが良いので、夜暗くなってから走るには良いと思います。
一番押したいのは、なんてったって、つけ外しが楽。汗が拭きやすい。休憩の時にこのありがたみがよ~くわかると思いますよ。
タッチパネル対応サイクルグローブ、R250の自信作です。
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