雨の日だって自転車には乗りますし、途中で予期せぬ雨に降られることもあります。そもそも自転車は走行後のメンテナンスさえしっかりしていれば、雨の日に走ったって何の問題もありません。
雨が降っても自転車にカバーはしませんが(泥除けはしますが)、身体にはレインウェアーを着ますし、バッグ類にはレインカバーをかぶせます。でもわざわざ雨が降ってきてからカバーをするのはとても面倒です。カバーが面倒という理由で、バッグの中身をあらかじめビニール製の袋に入れて収納するという方法もありますが、どっちにしろ面倒です。面倒面倒ばっかりいうんだったら、自転車なんて乗らなきゃいいとは思いますが、楽なことに越したことがありません。防水を売りにしたドイツの「オルトリーブ」というブランドが人気なのも、防水バッグ専門メーカーという信頼の歴史があってのことだと思います。
昨今人気のバイクパッキング用のバッグにも、防水を売りにしたものがあります。素材は防水でも、縫い目から水が入ってくるという意味で、簡易防水というものもあります。でもやっぱりなんちゃって防水と、完全防水は大きな違いです。あちこちのバッグメーカーを調べ上げ、遂にR250からも完全防水といえる大型サドルバッグが発売されました。
まず素材が防水です。防水といってもあまりに分厚いと重たくなってしまいます。ゴムっぽい素材ではなくラミネートしたような張りのある薄くて軽い素材を採用しました。生地をつなぐ部分はミシン針で糸を通すのではなく、溶着しています。まさにオルトリーブの防水バッグと同じ方法です。ストラップは糸で縫い付けてあるので穴が開いていますので、裏側からべた~っと生地を貼りつけて、防水を維持しています。
できるだけシンプルなデザインにしましたが、テールライトと輪行袋は外側に取り付けられるようにしています。ほとんどの輪行袋はボトルケージやサドルの下に取り付けることができますが、そうするとその場所をふさいでしまうんですよね。バッグに入れれば、その分バッグの容量が減ってしまいます。もともとぎりぎりの荷物とぎりぎりのバッグですので、外に付けられればその方が簡単です。
大型サドルバッグというと、私のように身長170cm以下のちびっこにとっては、サドルに当たらずに取り付けらるかが常に気になります。
モデルごとに見てみましょう。
※ 各数値はあくまで目安です。サドルの形状やサドルの後退幅などによっても数センチの違いが出ますので、あらかじめご容赦ください。
R250の防水大型サドルバッグは、少し縦気味に取り付けるようにできています。その方が、サドルとシートポストへの接触面積が増えるのと、重心がより低くなるので、立ち漕ぎしたときの揺れが少なくなります。
続いてR250ももう一つの大型サドルバッグです。容量が防水タイプより大きいのに、サドルの高さが同じくらいでも取り付けられるのは、横向けに取り付けるタイプだからです。その上の防水タイプよりもすこし揺れやすくなります。サドルの高さに余裕のある方は、すこし縦気味に取り付けるのがおすすめです。
最後にすこし小さめタイプ。サドルの高さが59cm以上あれば後輪に当たらずに取り付けできるので、身長160cmくらいの方でも取り付け可能です。それでもダメという方は、少し荷物を少なめにして、サドルのレールに引っかけているストラップをぎゅ~っと短くすれば、多少小さくなりますよ。
おすすめは防水タイプになりますが、価格が違いますから。そこは使い方に合わせてお選びください。各部の寸法は日本人の体形に合わせて、すべてワールドサイクルのスタッフが考え抜いたものです。誰もが知っているメジャーブランドではありませんが、使いやすさには自信があります。
バイクパッキングの本来の意味は、「ウルトラライトな装備でキャンプしながらツーリングする」ことです。実際のところは「バックパックを背負わなくていい」というところが、人気なのだと思います。だってバックパックのメーカーがどれだけ背中のパットが快適で風を通すといったって、夏のバックパックは背中もバックパックも汗でびしょびしょ。肩も凝るし、ショルダーベルトもその下もびしょびしょです。冬ならまだましですが、夏は嫌です。
だってドイターのバックパック、売れなくなりましたもん!
少し前にYoutuberのけんたさんにこのバッグを送ってたのですが、動画アップしてくれました。腿に当たりにくい細さは特にこだわったポイントですね。
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