こんにちは、新人のもんもんです。
今回はサイクルウェアにまつわる体験談をお話します。
ロードバイクを始めて2ヶ月が過ぎた頃のことです。
その日はそこかしこで春の花が咲き乱れ、最高のサイクリング日和でした。
気持ち良く走ってお腹も空いたので、帰る前にラーメン屋に立ち寄りました。
お腹も満たされて、さて帰ろうか、と外へ出たその時です。
ザーッバシャーッビシャーッ!
嘘みたいな雨が降ってきました。
その日の行程のちょうど真ん中。降り出した雨は止む気配はありません。行くしかありません。
幸い、ウィンドブレイカー代わりにフェスで使ってた登山用のレインウェアを着ていたおかげで
上半身は濡れずに走ることができました。
が、しかし。
ズボンは「これで十分動きやすいね」と思って着ていたユニクロのドライテックパンツです。ずぶ濡れです。
ドライテックといっても「速乾」ではありません(という当たり前のことに後から気が付く)
濡れたズボンの何が辛いって、濡れて冷えることもさることながら、もっと堪えたのはそこじゃありません。
濡れたズボンが太ももにピッタピタに張り付いて、ペダルを漕ぐたびにぐいぐいと引っ張られるのです。
これがかなりのストレス。ペダリングも当然重たくなって体力を削いでいきます。
これは、この先本格的に暑くなってきて汗だくになった時にも同じことが起こるはず。
Gore-Texのレインウェアも、最初は快適だったはずなのに走り進めるとだんだん中が蒸れてくるし、
こもった熱を外に逃がす術がない。元来汗っかきの私は汗と雨で大変なことになってきました。
もっと薄手でストレッチが効いているパンツにしたい、、、
汗をかいても乾きやすい服装が必要だ、これからもっと暑くなるのに、、、
それって、、、サイクルウェアやん!
一度納得してしまえば簡単です。
あのピッチリしたジャージもレーパンも、みんなが着ているのには訳があったんだ!(当たり前だ)
もうこの際、上下合わせて買ってしまおう。
「ジャージ買ったほうが良いよ」と勧めてくれていた職場の先輩、「全然大丈夫っす」とか言ってすみません、
大丈夫じゃなかったです。
そうして土砂降りの帰り道、私はジャージ購入を決心したのです。
さて、ジャージ選びはどうしたらいいのか、、、?
簡単です。100%見た目で選びます。どうせ何も知らない素人なのです。
どれがどういいのか、パフォーマンスへの影響がどうなのか、そんなものは知ったこっちゃありません。
着てみなければ、それを着て乗ってみなければわかりません。
ならばひとまず、好きなものを買ったらいい、というのが私の答えでした。
というわけで、完全に見た目だけで選んだのがこちら。
日焼けを恐れるあまり、色々あやしい。
UVカットのアームカバーにネックカバー。
半袖ジャージはシンプルなデザインのスポーツフルにしました。
ジャージはすこぶる快適です。通気性は素晴らしく汗をかいてもしばらくすると乾くし、汗臭くならない!
なぜ今までTシャツで走ってたんだ馬鹿者!自転車乗るならジャージだろ!
本当に単純な生き物です。
最初から郷に従えばいいものを、、、
スポーツフルはイタリアブランドらしく見た目がシンプルで、
私のようにぴったりしたジャージに抵抗がある初心者にも入りやすいブランドだと思います。
このブランド、世界トップクラスのチームにも提供していて、日本人でツール・ド・フランス常連の新城幸也選手が所属している
バーレーン・メリダの公式ジャージにもなっています。
ウェア選びの時に何から手をつけていいのかわからない場合は、プロチームの着ているものをチェックする、というのもひとつの方法だと思います。
シンプルなデザインで言うと、ステムデザインもかわいくてオススメです。
私服感覚のカジュアルなデザインと身体のラインが出過ぎないゆるめのフィットも初心者が抵抗なく着られていいですね。
ちなみにこの時のインナーはユニクロのブラトップ。
エアリズムなのでそれなりに快適で、春先の涼しい頃にはまだ特に問題はないです(とこの時は思っていた)。
そして雨でピタピタになってストレスフルだったズボン。
ジャージほどデザインの選択肢もなくどれもぴったりで同じようなデザインなので何を買ったらいいのか悩んでいたところ、
職場の先輩が着なくなった古いビブショーツ(肩紐がついているタイプ)とレーサーパンツ(腰から下だけのタイプ)を貸してくれるというので、
それを着て試しに乗ってみることにしました。
ガチ感の強いビブショーツを着てみてわかったのは「とにかくトイレが面倒臭い!」ということ。
走る分には快適でしたが、まったりライドの私にはいまいちビブショーツの良さはわかりませんでした。
お腹が苦しくないとか、背中が見えないとか、たぶんそういうことなんだと思うけれど、そこまで魅力を感じないな、というのが率直な感想です。
もっと長時間・長距離乗るなら話は別なのかも、とは思いますがそれはまたその時に考えよう。
というわけで、レーサーパンツは肩紐のないショーツに決めました。
ビブショーツもレーサーパンツも共通して思ったことは「自転車に乗るためのウェア」なので、
ズボンが張り付くストレスがなくペダルを回す足がとても軽い!
なんだよ、こんなことならもっと早く言ってくれればよかったのに(言ってた)と思うくらい快適です。
休憩で洒落たカフェに入るのは少し抵抗ありますが、慣れてしまえばコンビニくらいそのまま入れるようになります。
さてさて、ウェアも揃えたし、走るのにも慣れてきたし、そろそろ行ったことのない所にも行ってみたいな。
そんな気持ちになってきますよね。
次回、峠を越えます。
ライター:もんもんアラフォー初心者ライダー
結婚12年目、2児の母。ロードバイク未経験にもかかわらず「欲しいデザインがない」と、いきなりフルオーダーでクロモリロードを組んでもらい塗装も自分でデザイン画を描いて依頼。小学生の頃にスイミング通ってた以来運動経験はほぼなし。好きな食べ物はカニ。趣味は水族館と恐竜展巡り。好きなスポーツはサッカーとロードレース。サッカーはジュビロ磐田、ロードレースはコンタドールが好き。自転車買った勢いでワールドサイクルに入社して現在2年目。
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