- 超温かい、革命だ。
- もう手放せない。
と大絶賛される一方、
- 超ダサい。
- どれだけ寒くても、こんな不細工な防寒具をつけてまでロードバイクに乗りたいとは思わない。
- とっさの時に手が離れなくて危険。
- 横風にあおられて危ない。
という厳しい意見も少なくない、ロードバイク用ハンドルカバー。そもそも軽快車(ママチャリ)やスーパカブ(オートバイ)等では、見慣れた防寒アイテムにも関わらず、ここまで賛否両論が話題になるアイテムというのも、めずらしいと思います。
第1世代のハンドルカバーは、ドロップハンドルの下ハンを握ることができませんでした。またシマノのSTIレバーから生えていたシフトワイヤーをよけるためにファスナーがついており、少し手間のかかる造りになっていました。しかしいまやシマノのほとんどのSTIレバーのシフトワイヤーはハンドルに添わせるタイプ。シフトワイヤーを避けるための仕組みが不要になり、下ハンまで覆うような形になりました。これを第2世代と呼ぶなら、R250のハンドルカバーは第2世代となります。
しかし新たな問題が浮上しました。ディスクブレーキの普及によって、STIレバーの頭が極端に大きくなったのです。下の画像の黄色の部分です。
シマノの電動シフト(Di2)の場合、STIレバーの尖端は大きくないので、これから紹介する方法は不要です。
尖端が極端に膨らんでいることで、バーエンドとの距離が長くなり、結果ブレーキレバーを強制的に引いてしまうようになりました。
単純にハンドルカバーのサイズを大きくすればいいのですが、弱小ブランドのR250にはすぐにそれができません。ディスクブレーキが今後も普及することを考えると、2サイズは必要です。
しかし、だからといってすぐには作れません。冬の3か月間くらいしか需要の無い商品です。最低ロットも多いのです。そこは工夫で乗り切りましょう。
ハンドルカバーの下側に、穴を開けましょう。
ハサミでもいいのですが、かなり肉厚のネオプレーン素材を使っておりますので、硬いかもしれません。おすすめは、穴をあける場所をつまんで、ニッパーで四角く切り取る方法です。ハンドルの太さより小さくて大丈夫です。伸びてフィットしますから。
几帳面な方は、デザインカッターで奇麗に丸く切り取ってみてください。
はめるときは、この穴にドロップハンドルのエンドを突っ込んでから、STIレバーをはめてください。逆だとすごくきつくてはまらないかもしれません。下からはめるのがはめやすいと思います。2枚目の写真のハンドルカバーはいびつな形に伸びてしまっておりましたが、これならブレーキレバーを引いて※しまうこともありません。
※ハンドルのリーチやドロップにも影響します。
もちろん下ハンドルも握れます。下りでの繊細なブレーキコントロールも、ばっちりです。
ただし、後ろから見ると形が歪になっています。使用上問題はありません。
最後に、最初に紹介した厳しい意見について、考えを述べさせていただきます。
- とっさの時に手が離れなくて危険。
手前にはなんなく外れます。上は外れません。きっちりはまっているビンディングペダルと比べたら、どうということはありません。 - 横風にあおられて危ない。
はい、確かにそれはあります。ディープリムのホイールで横風を受ける時よりは、マシです。
つまりどちらも、「そんなの、慣れでしょ」って、個人的には思う次第です。
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