シュワルベのタイヤレバーがナイスな進化を遂げました。これまでのタイヤを外す基本機能に加え、はめ込む時に便利な
なる新機能をプラスしたということなので、早速試してみましょう。レポートの前に、簡単にシュワルベというブランドについてのご紹介を。
シュワルベブランドを展開するドイツ・ラルフポール社は1901年設立。ツーリング用タイヤとして世界一のクオリティと販売量を誇る”マラソン”の他、MTB用、ロードレース用ともに革新的なテクノロジーを採用したタイヤを生み出しています。シュワルベ全商品
まずは見た目から。
タイヤを外すときは、特にほかのタイヤレバーとの違いはありません。簡単に手順をご説明いたします。
- タイヤの空気を抜いて、リムナットも取り外す。
- タイヤのビードがリムに固着しないようにもみしだく。
- バルブを時計の0時としたら、1時くらいの位置に1本目のタイヤレバーを、続いて2本目、3本目とさしこんで、タイヤのビードをはがしていきます。
- 片側のビードが外れたら、バルブの反対からチューブを引っ張り出す。最後バルブのところを外す際は、バルブの根元を傷めないように慎重に取り外します。
問題はタイヤをはめるときですね。毎月パンク修理タイヤ交換講座を行っておりますが、ここが一番苦労するところなんです。
まず大前提として、チューブは確実にリムの中に入れておいてください。タイヤとチューブを同時にリムにはめようとすると、失敗のもとです。タイヤをはめるときの手順です。
- バルブの反対側から左右均等にはめていく。
- バルブを中心周辺で硬くてはまらなくなります。
- バルブの反対側から、ビードをリムの中央に寄せるような感じで、バルブに向かって進めていくと、バルブ付近でビードに余裕が生まれ、リムを乗り越えてはめやすくなります。手だけではまれば、それが一番安全です。
- どうしても手ではめられなかったら、タイヤレバーの出番です。
バルブを中心として、タイヤがはまったところまで、シュワルベのタイヤレバーをこんな風にリムのエッジにひっかけます。この動作が、クリップ機能です。スポークをひっかけるための切り欠きが右側になります。
クリップ部分のアップがこちら。この状態になるように、マネしてはめてみてください。すこ~し硬いです。
クリップをバルブに向かってずらしていくと、ある程度までタイヤがリムにはまっていきます。バルブに対して、大体左右均等になるように進めていってください。
もうこれ以上ずらせない!というくらい硬くなったら、3本目のタイヤレバーの出番です。
バルブの真上を避けて、およそ中心部にひっかけます。このときレバーを勢いよく突っ込まないようにしてください。慎重に進めていって、リムの角で「カクン」と引っかかったら、そこまでです。
あとはぐいっと一気に180度上にあげてください。タイヤレバーが折れるのではないかと思うくらい硬いかもしれませんが、たぶん大丈夫です。
すべてのビードがリムにはまったら、最後はバルブをリムに押し込んで、バルブ付近のタイヤを押しながらバルブを引っ張ってください。もしバルブ付近でチューブがタイヤとリムの間に噛みこんでいたとしても、この動作で100%修正できます。
実際に使ってみて、これはなるほど便利な機能だと思いました。すでにタイヤの着脱が上手な方には使う機会はないかもしれませんが、女性など腕の力の弱い方にとっては、かなり効果があると思いますよ。
是非お試しください。
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