クロップスの新型ライトは、暗くなったら自動的に点滅します。一体どういう仕組みなのでしょうか?
まずはパッケージを開けて、中身を確認。
本体、取り付け台座、マイクロUSB充電ケーブルの3点です。
取り付けバンドはシリコン製。固定部分のみプラスティックパーツが使われています。
ライト本体は細長いのですが、縦でも横でも取り付けられます。
ベルトはシリコン製で良く伸びますので、一般的な太さのシートチューブ(25.4~31.8mm)には問題なく取り付け可能です。幅が50mmほどのエアロシートポストに取り付けようとしたところ、ムリでした。
逆に細くても取り付けできません。クロモリフレームのような細いシートステーに取り付けようとすると、ブカブカで固定できませんでした。取り付けバンドが1種類でシンプルなのはよいのですが、細いシートステーに取り付けられないのはやや残念です。
USBで充電できます。充電時間はおよそ2時間。本体側はマイクロUSBとなります。最近このパターンが増えてますね。
点灯してみましょう
スイッチは本体の裏にあります。大きめでしっかりとクリック感もあります。冬用グローブでも容易に操作できるでしょう。
スイッチの横には、明るさを感知するための窓があります。振動を感知するためのセンサーは本体の中にあり、本体を振るとカラカラと音が聞こえます。
スイッチを押していくと、 モードが切り替わります。自動点滅の時は、黄色いライトが最初の1分間だけ点滅します。
チェイスフラッシュというのは、5つのLEDが流れるように点滅しながら往復します。
自動点滅モードの場合、「明るくなる」、もしくは「振動がなくなる」と、約1分で消灯となります。再び2つの条件がそろえば、点灯し始めます。
自動点滅とうたっていても反応が鈍いものがありますが、これはかなり高感度です。トンネルに入れば瞬時に点滅をはじめます。トンネルから出れば、きっちり1分で消灯しています。
充電中は赤いライトが点灯します。充電が完了すると黄色いライトが点灯します。この時の黄色いライトは、自動点滅モードにしたときに点灯するものと同じです。
バイクにつけてみましょう
シリコン製の取り付けバンドにつけなければ、サドルバッグやバックパックのライトループに取り付けることが出来ます。
自転車に取り付けてみましょう。せっかくフレームからはみ出さない形状なので、2個つけてみました。このカーボンフレームのシートステーは、すこし太めなので、取り付けできました。
テールライト2個って、なかなかかっこよくありませんか?
細長くフレームからはみ出さないデザインのテールライトが増えているのもうなづけます。
縦に2個というのもありですね。角度の調整は出来ませんが、400カンデラと非常に明るいので、この角度でも100m後方からでもしっかりと視認することが出来ました。
サイドからも見えるように、窓が開いています。
バッテリー残量を確認
どのモードの時でもよいので、スイッチを長押ししてください。5つのLEDの何個かが点灯します。
点灯したLEDの数でバッテリー残量が分かります。
ライトの豆知識
ちなみに、点滅しているテールライトは、法律上尾灯としては認められていないってご存知ですか?
赤いライトを点滅させながら走っていよいのは、緊急車両だけなんです。
法律上の尾灯は、反射板もしくは赤色ライトで、100m後方から見えなければいけません。尾灯ではなくても、反射機材(リフレクター)でも大丈夫です。反射機材は後輪の車軸より上、サドルより下に、垂直に取り付けたもので、尾灯と同じく100m後方から見えなければいけません。サドルの下に取り付けた場合、衣服やバッグなどで隠れないように注意しなければいけません。
日本のキャットアイ製の反射機材であれば大丈夫ですが、粗悪な海外製品の場合基準を満たしていないものもあります。また、汚れたままだと、基準を満たさない場合があるのと、ついうっかり取り付け角度が上下にずれている場合もありますので、ご注意ください。
このクロップスのテールライトも、自動点滅であって自動点灯ではありません。それなら夜間やトンネル内に自動点滅していても、法律違反ということになってしまいます・・・・
立場上こういうのは言いにくいのですが、後反射機材が無く、尾灯を点滅させていたからといって、直ちに法律違反で逮捕されることは無いと思います。なんともはっきり言いにくい状況です。タテマエとしては、反射機材と併用もしくは点灯してください。
最後に、パッケージに2つ突っ込みを入れておきます。
1つ目、「生活防水」と書いてありながら、その上の注意事項には「雨の日は必ず・・・・」 とあります。これは、「自転車を雨の当たる場所に保管しないでね」という意味で、雨の日でも使用することは出来ます。
2つ目。USB充電式なので電池を取り外すことは無いのですが、「点灯不良防止の為、電池接点を・・・・・・」とあるのはおかしいですね。他のモデルのコピペでした。次回生産分より修正されます。
と7月はじめに書いたのですが、7/18に入荷したロットでは、パッケージの中に訂正用紙が封入されておりました。それがこちら。
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