先日の日曜日、いつものコースを走るために、スタート地点の交差点で信号待ちをしていました。目の前には同じようにレーサージャージで決めたライダーが一人。
こんな時、自分より速そうかどうかを、体つきやロードバイクで予想してしまいませんか?
その時の私の予想は、
「かなり速そう・・・ 今日はいい練習になるかも・・・・」
信号が青になりじわ~っと走り出しましたが、案の定いいペースです。上体のぶれも無く、ペダリングにも力みがありません。おそらく流して登っているように見えますが、私にとっては限界ぎりぎりペース。今日はいいタイムで登れそうです。
最初のピークまで約3キロ弱をベストラップから10秒遅れくらいのタイムで登ると、そこで待っていた数名のライダーと合流。そこから約2キロ弱はやや下り基調のつづら折れ区間です。
10メートルほど間を空けていましたが、それほど速いペースではなかったのでヘアピンカーブを右へ左へ気持ちよく走っていると、10個目くらいの路面の濡れた左曲がりのカーブでふと追いつきそうになりました。
一番やっちゃいけない、コーナーの一番深いところでリアブレーキを握ってしまいました。
路面がドライだったら問題なかったのでしょうが、濡れた路面で後輪は一瞬のうちにグリップを失い、つーっと外側に流れ落車。かろうじて左手と左脚で地面を踏ん張り完全に転がるということは免れましたが、自転車はこんな状態。
左のバーテープ、シフトレバーがガリガリ君。
先週輪行したためSPDのままだったのですが、このペダルってシルバーだったっけ?
ボコボコです。
反対側のペダルを見ると、やっぱりシルバーじゃないですね。 もともと黒いペダルだったのに。
ペダルがガリガリに削れるほど転倒すると、クランクが内側に折れ曲がってチェーンステーに当たって回らないというのを昔見たことがあります。今回クランクは全く問題なし。さすがシマノの中空クランク。
偶然左カーブで内側に転んだので、リアディレイラーは無傷でした。これが右側に転ぶと、リアディレイラーやエンドが壊れていたでしょう。
ふ~と起き上がると、前のライダー達はその先のカーブに消えていっていました。取り残された私は、迷わず引き返して家路に着きました。
走り出してすぐ前輪のブレーキシューがこすれる音がしたので、リムが曲がってしまった?とあせりましたが、クイックレバーがずれただけでした。他フレームや後輪などにもダメージはなさそうで一安心。
ちなみにタイヤはミシュランプロ4エンデュランスの25c。タイヤが悪いわけではないですよ。ライダーが未熟だったのです。自転車は車輪が縦に並んでいるので、スリップしたりバランスを崩せば即転倒する乗り物です。
さてここからは流血画像が含まれますので、そういうのが嫌いな方はご覧にならずにお戻りください。
歳をとると日焼けがしんどいので、最近はもっぱら夏でもアームカバーにレッグカバーで顔以外の肌を露出させません。そのレッグカバーの膝の内側がすこし破れましたが、薄皮1枚向けた程度で流血はこの程度。直径5センチほど打撲で内出血していましたが、これが素肌だったらアスファルトで脚がガリガリ君になっていたでしょう。
厚手のメガパッド付きグローブも私の手を守ってくれました。丁度一番パッドの分厚い部分の滑り止めプリントが一箇所めくれた程度。これも素肌だったと思うと、手の平がガリガリ君で手首も捻挫していたかもしれません。
小指の第2関節がちょこっと出血していました。夏用のUVロンググローブっていうのもありますから、それにしていればこの傷は防げたかもしれません。
今回は幸いにも後続の車や対向車に引かれることもなく、自分が痛いだけ、バイクの損傷も最小限ですみましたが、晴れでも雨でも走り慣れた道だったのですが、つい速く走ろうという邪心の結果でこうなってしまいました。
関西シクロクロスでは何度も転んでいますが、スピードも遅く、柔らかい土の上ですから、バイクも体もこんなにガリガリになったことはありません。
硬いガリガリのアスファルトの上が、転ぶと一番危険です。ヘルメットはもちろん、グローブやもともとは日焼け帽子のレッグ・アームカバーもこういうときは効果あります。
皆様も、くれぐれもお気をつけくださいね。軽い擦り傷と打撲だけで済んだことは、本当に運が良かったといわざるを得ません。穴の開いたレッグカバーは戒めの為にそのままにしておくとして、バーテープは新品を巻きなおすことにします。
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