シマノのシューズの中では、わりと地味なタイプではないかと思います。SH-RT82というシューズをご紹介します。
※後継モデルは「シマノ RT5(SH-RT500) 」となります。
上から見ると、2本ベルクロ+1バックルのミドルグレードのロード用ビンディングシューズです。
靴底を見てみましょう。右側はマウンテンバイク用SPDシューズのSH-MT32、ソールが登山靴のようにブロックパターンです。
左側が今回ご紹介するSH-RT82。歩きやすいSPDクリートを取り付けられるようになっており、ソール全体はラバーソールです。山道ではなく舗装路を歩くことを目的としているのが分かります。
横から見てみましょう。下のマウンテンバイク用SPDシューズのSH-MT○○はソールがごついので、ロードバイクには似合わないんじゃない? ということで、歩きやすいSPDだけど、見た目はロードバイクに合うような、ラバーソールでしゅっとしたデザインのSH-RT82が生まれたというわけです。
今回はXC32の42インチを履いていた私の息子が、足が大きくなってきついということで、RT82 の43への買い替えとなります。
SPDクリートは移植します。
SPDクリートの取り付け方はほぼ同じですが、一つだけ違いがあります。
○○はクリートを取り付けるボルトを受けるナットが、ソールの内側に最初からはめ込まれています。
ですが、RT82にはネジ穴が見当たりませんね。
このように別パーツとして、シューズの箱に入っていました。正式名称は、「クリートナット」といいます。
シューズのバックル・ベルクロを開いて、インソールを外すと、 クリートナットがピッタリはまるスペースが見つかりました。
クリートナットを乗せて、インソールを戻します。
そしてクリートを取り付けます。
クリートの取り付け位置については、こちらのブログでご紹介しております。
気休め程度にはなりますが、シューズに付属する防水シールをクリートナットの上から貼り付けます。最後にインソールを入れます。
ラバーソールは、いかにも歩きやすそうです。輪行を組み合わせたツーリングや、観光地で自転車を押しての食べ歩きなんかの時に、便利です。
クリートのソールからの出っ張り具合はこんな感じ。ただしこれはシューズのサイズやクリートの取り付け位置によって変わりますから。あくまで参考地です。ちなみにこのシューズのサイズは43です。
ビンディングシューズにもいろいろな種類がありますが、
- ロードバイク。
- レースには出ない。
- 輪行することもある。
- 美術館などに立ち寄ることもある。
- 1日に200キロや300キロも走ることは無い。
なんてスタイルの方には、このシューズはお勧めです。
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