紅葉が見頃を迎える季節になってきました。紅葉するということは落葉樹が冬の準備を始めているということ。つまり寒い冬はもう目の前。完全に寒くなる前のこの1~2か月は、サイクリングに出かける場合のウェアー選びの難易度が高くなります。
昼間は15度以上になるので、まだ夏用の半そでジャージに冬用アームカバーがベースになるとしても、朝出発する時間帯に気温10度以下だとその恰好は寒すぎ。夕方遅くまで走る場合も、再び気温は10度以下になることも。また、坂を上っている最中はアームカバーをずり下したくなるくらい暑くなっても、上で長めに休憩したり下りに入るとウェアー内に残った汗が風で一気に冷えて体温を奪われます。
都会から山岳地域に向かう場合、標高差で5度近く気温が低くなることもあります。
そんな時便利なのが、ウィンドブレーカーとウィンドベストです。寒いと感じた時だけ着ればよい。
コンパクトにたたんでジャージのバックポケットにも収納できるウィンドブレーカーは、休憩中にも役に立ちます。何人かで走りに行ったときなど、坂の途中で仲間を待ったりすることがあります。そんな時、走ったままの姿ではすぐに体が冷えてしまうので、ウィンドブレーカーが1枚あるととても便利。
アウトドアウェアーの中にもウィンドブレーカーというのはたくさん販売されていますが、どんなにブランドやデザインが良くてもサイクリング用にはいまいちです。どういまいちなのかといいますと、造りがゆったりしすぎているんです。あれで走ると、走行中にそこらじゅうがヨットの帆のように膨らんだり、風になびいてバタバタうるさかったり。おなかのあたりがゆったりしすぎていると、トップチューブにまたがった状態からサドルに乗ろうとすると引っかかったりすることも。パーカーは後方確認で首を後ろに向けたときの視界をふさいでしまい、むしろ危険なだけ。
でも自転車用のウィンドブレーカーって、どれも派手すぎない?
おっしゃる通り。ちょっと前まで、サイクリングウェアーブランドのウィンドブレーカーといえば、とにかく車から目立つようにと、蛍光イエローなどの蛍光色や原色のものが多かったのですが、最近は普段着にも使えるようなお洒落なデザインのものも増えているのです。
その代表格としてご紹介するのは、このステムデザイン。単純にウィンドブレーカーというだけではなく、なんと両袖をつけ外しすることができます。これは「ボレロ」と呼ばれる女性用の丈が短く前が空いている衣服を、ジッパーとスナップボタンでベストに着脱できるように工夫したものです。
両袖部分を取り外すと、なんということでしょう。ウィンドベストになりました。ちなみにボレロを外すのは自分で着たままでもできますが、外すのは無理ですね。誰かに手伝ってもらうか、一度ベストを脱ぐ必要があります。
「着ない < ウィンドベスト < ウィンドブレーカー」 の3段階調整が可能。
その日のライドにベストなのがウィンドベストかウィンドブレーカーか選べられないという方には、まさにうってつけ。価格はちょっと高めですが、2着分と思えば納得できます。
着脱の仕方を見てみましょう。まず襟の後ろに3か所スナップボタンがついています。
両脇にはジッパーが。これらをすべて外すかつけるかで、ウィンドベストとウィンドブレーカーが入れ替わります。
デイリーバイシクルウェアともいわれるステムデザインならではの工夫は、このフロント両サイドのポケット。ジッパーは閉じると見えなくなるコンシールファスナー。ポケットの内側は薄いメッシュなので、何もいれていなければペダリングの邪魔と感じることは全くありません。これが輪行するときとか、ちょっとお買い物するときなんかに大変便利。
袖の部分は、伸縮性の高いジャージ素材になっています。このタイプのほうが脱ぎ着しやすいのと、腕時計をしていてもだぶつきにくくなります。
素材自体は、横方向にストレッチする高品質なもので、もちろん撥水加工済み。もちろん3バックポケット仕様なので、取り外したボレロはくしゅっとたたんで収納できます。全体のシルエットはもちろんスリムタイプ。前傾した乗車姿勢でも胸やおなかがだらりと垂れ下がることはありません。
レーシーな走りにも十分な、高品質な素材と高い縫製技術で作られていながら、輪行やグルメライドのように自転車以外の方と共存するような場でも浮かない落ち着いたデザイン。まさにステムデザインの真骨頂ともいえるアイテムです。
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