好むと好まざるとにかかわらず、今や新車で有名ブランドのミドルグレード以上のロードバイクを買おうと思えば、ほぼディスクブレーキという時代になってきました。
「落車したときにディスクローターで身体を切りそうで危険だ~」
「集団走行時に減速速度がバラバラになるから危険だ~」な~んて言われてたのは、何だったんでしょうね。
輪行マイスターが毎月開催している輪行講座においても、昨年の後半くらいから、愛車は「ディスクブレーキロード」という方が参加されるようになってきました。いよいよです。
■ディスクロードで輪行ってできるの?
日本が誇る独自の「輪行」というサイクリング文化において、このディスクブレーキ化はどうなのでしょうか?
ズバリ、「大して変わりません」 一つの道具が変わって、2つの道具(※)が増えただけ。その道具の使い方を新たに覚えてください。それだけ。難しく考えないでくださいね。
インドアバイクトレーナーの平野由香里さんと、ディスクブレーキロードの輪行手順について、動画にまとめました。是非ご覧ください。あくまで自分で輪行袋を運ぶ、電車やフェリーでの輪行についての解説です。飛行機だったらうんたらかんたらは、今回議題にあげておりません。
- (※)その増えた二つ道具ですら、自分がしっかりすれば、必要ないという玄人もいます。
■ディスクブレーキ輪行術
■迷信です。
ディスクブレーキといえば、いまだにこの迷信を信じている方がいるようです。
「バイクをさかさまにすると、ブレーキが利かなくなる?」
やれやれ。ちゃんと組み立てられたバイクであれば、そんなことにはなりませんよ。
ブレーキが利かなくなる原因は、ブレーキレバー・ホース・キャリパーの中の密閉されたブレーキオイルに、空気が混ざっているとき。だとすれば、それは整備不良です。バイクをさかさまにしようとしまいが、オイルに空気が混ざっていれば、整備不良です。
心配な方は、一晩バイクをさかさまにしてください。翌朝元に戻して、ブレーキを握ってもスコスコだったら、それはブレーキの整備不良。プロのバイクメカニックにご相談ください。治すには、道具もスキルも時間も必要です。気軽にDIYと思って、自分で何とかしようとは思わないでくださいね。
■グラベルバイクもディスクブレーキですが、
ディスクロードとよく似たものに、「グラベルバイク」というものがあります。ボトルケージ台座がたくさんついていて、太めのタイヤがついています。ロードバイクよりも、フレームやハンドルなどのサイズが大きいのが特徴です。サスペンションがついているものもあります。その為、少し身長が大きめの方が乗るサイズのグラベルバイクだと、従来のロードバイク用輪行袋に入らないということが起こります。
グラベルバイクによく似たものに、「シクロクロスバイク」があります。こちらはロードバイクよりタイヤが少し太いだけで、フレームなどのサイズはグラベルバイクほど大きくはありません。したがって、従来のロードバイク用輪行袋にもすっぽり入る場合がほとんどです。
R250(アールニーゴーマル)では、グラベルバイク用の少し大きめの縦型輪行袋を開発中です。来春までには完成すると思いますので、今しばらくお待ちください。
■ディスクブレーキじゃないんですけど、輪行できますか?
リムを挟むタイプのキャリパーブレーキのロードバイクの場合は、3年前にYoutuberけんたさんと撮影した、こちらの輪行マニュアルがおすすめです。
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