レース本番の朝、会場について一番最初にすることは、
「受付」
エントリー受付はがきを持って、受付に並びましょう。カテゴリーやゼッケン番号で並ぶ列が分かれている場合もありますので、落ち着いて受付のテントをよく観察してから、並びましょう。
万が一受け付けはがきをなくしてしまった場合、受付スタッフに素直にその旨告げてください。エントリーさえきちんと出来ていれば、受付はがきを忘れたことで出走できないということはまず無いとは思います。ただし忙しいスタッフの手を煩わせることになりますので、忘れないようにしてくださいね。よほど大きな大会は別として、スタッフのほとんどはボランティアですし。
エントリーを済ませたら、ゼッケンを取り付けましょう。レースによってゼッケンを右側につける場合、左側につける場合があります。これは計測スタッフがコースのどちら側にいるかによって決まります。逆につけてしまうと、計測できない場合があります。ゼッケンと一緒に配られる書類や、受付テントに掲示されていたりしますので、見落とさないようにしてください。
また、既にゼッケンを取り付けた周りの選手を当てにすると、痛い目に合う場合がありますので、自分の目できちんとゼッケンの左右を確認して取り付けてください。
ゼッケンはジャージに対して横につけます。横着してジャージを着たままつけようとしないでくださいね。きちんとジャージを脱いで、広げてから安全ピンをつけましょう。ジャージは着用すれば伸びますが、ゼッケンは伸びません。そこも考えながら、つけないと、ゼッケンが小さくなって読めなくなることもあります。
ゼッケンのサイズや、ジャージのサイズ、ジャージのポケット位置・サイズによっては、ポケットがふさがってしまう場合があります。ご容赦ください。
プロや実業団のレースでは、ジャージのゼッケンはバックポケットに貼ります。審判から判別できるというのが目的ですから。アマチュアレースの場合は着順を見るためなのですが、最近はほとんど計測チップですから、雰囲気でしょうね。
続いて、計測タグを自転車に取り付けてください。これもジャージのゼッケンと同じように、左右の指定があります。
レースによって、結束バンド(タイラップ)で取り付ける場合と、マジックテープベルトで取り付ける場合があります。いずれもきちんとフロントフォークに取り付けなければいけません。万が一走行中に緩んで、前輪に絡まってしまっては大惨事です。
タイラップで取り付ける場合、前輪のスポークと一緒に固定してしまわないように注意してください。そんなバカな!と思われるかもしれませんが、結構この間違い、多いんですよ。
あまったタイラップは、短く切りそろえてください。
万が一間違ってしまったら、あわてず受付に行って、その旨伝えてください。新しいタイラップを渡してくれるはずです。
ちなみにロードレース用のこの計測チップ、マラソン大会などでゼッケンに仕込まれるものより高性能です。理由は、集団ゴールならわずか1秒間に数十名がゴールラインを通過します。それを漏れなく確実に計測しなければいけないので、必然と高性能なシステムになるのです。
雨水がしみこんで計測不能になどなっては大変です。そのため電池交換が出来ないようになっているので、寿命はおよそ2年。とうても高価なものですので、レースが終了したら、速やかに取り外して、主催者に返却してくださいね。
取り付けたタイラップを切るためのニッパーなどは、受付テントなどで貸してくれます。ただし、エントリー数が多いと渋滞する場合もありますので、持参すると良いでしょう。
続いて、ホビーレースで取り付けるのは稀ですが、レースによっては、このような「ゼッケンカード」をつける場合もあります。計測チップやジャージのゼッケンと同じく、左右どちらにつけるかは主催者の指示に従ってください。
最近の極太フレームの場合、この位置に取り付けできない場合もありますね。そんな場合は・・・・・
こんなアイテムを使用して、後ブレーキやシートポストに取り付けてください。
- TNI ナンバープレート台座
後ブレーキにゼッケンを付けるホルダー。 - BBB ナンバーフィックス シートピラーアダプター
シートポストにゼッケンカードをつけるためのアダプター - BBB ナンバーエアロ フィックス ナンバープレート BSP-96
エアロシートポストにゼッケンカードをつけるためのアダプター
フレームに付ける場合、ブレーキワイヤーを上からはさんでしまわないように注意してくださいね。それと、ボトルの抜き差しがしにくくなる場合があります。最低限容量750ml程度のロングボトルではなく、容量500ml程度のノーマルボトルにしておくべきでしょう。
その他ヘルメットにゼッケンを貼り付けるパターンもありますね。その場合、前面に貼り付けてしまうと、後ではがすのが大変な場合があります。四隅だけ剥がして貼るというテクニックもありますが、万が一外れたときの事を考えますと、オススメはいたしません。
レース会場を見回しますと、大抵のレースにはこのようなメカニックサポートが用意されています。ただし、これをあてにして、自転車が整備不良のままレース会場に来るのは、絶対におやめください。あくまでも試走中のトラブルに対応できる可能性があるくらいにお考えください。
最初からトラブルのある自転車は問題外です。
少なくとも1週間以上前には、お近くのプロショップでバイクの点検を受けて、タイヤやブレーキシュー、ワイヤー、チェーン、バーテープなどの消耗品チェックを受けるようにしてください。
ちょうどオススメなプロショップが、もうすぐオープンしますよ。
→スポーツサイクルショップ「ベックオン」 大阪市中央区本町に2013/10/2オープン
後はコースの試走、ウォーミングアップ、最後のトイレ、最後の食事、水分補給などですね。
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