シマノのカメラ、ついに発売されましたね。私かなり注目しておりましたので、早速使ってみました。
まずこのカメラ、特徴はというと、
- 超広角レンズは、視野角が180度。いわゆる魚眼レンズ(フィッシュアイ)と呼ばれるもので、画面の周辺に写る物は、直線が丸まったように歪んで写ります。サドルの上から見える広大な景色を見事に写し撮ってくれます。広角135度にすることも出来ます。
- とにかく小さくて軽い。重量86g
- そのままで防水・防塵です。規格でいうと、防水はIPX8なので、水深10メートルのところまで潜ることが出来ます。IP5X ( 防塵試験用粉塵(直径75μm)が入ったとしても所定の動作及び安全性を損なわないように保護されています )もありますので、砂埃が多いようなところでも、使うことが出来ます。
- もちろんハイビジョン映像で録画。
- wifiでスマートフォンと連携可能。細かい設定はスマホでおこない、且つモニターにもなります。
- ヘルメットマウントが付属します。
といったところ。
ちょっと意地悪な言い方をしますと、
- マイクロSDカードは付属しません。別売りです。
- 2時間 しか撮影できません。充電しながら撮影は出来ません。
- 自転車のシマノなのに、自転車のハンドルにつけるアタッチメントは付属しません。夏ごろ発売予定らしいです。
- 詳しい説明書は付属しません。ウェブで確認を。
- Wifiで接続できるのは、1台までです。
- Wifiに接続するパスワードは、全ての固体で同じです。変更することは出来ません。
ですがまぁ、実際に使ってみるとかなり面白い映像が撮影できます。スマートフォンやデジカメでも気軽に動画撮影は出来ますが、フィッシュアイのレンズが抜群です。
実際に私がロードバイクに乗車中に撮影した映像をご覧ください。
ヘルメットマウントについて
付属の説明書には取り付け方法について一切記述が無く、私も最初わかりませんでした。こんな風に輪っかを作って、ヘルメットのエアインテークの間に通して固定してください。
ヘルメットの真ん中が膨らんでいるようなデザインだと、フィットしません。
シマノが動画で説明してくれています。すこし複雑な通し方をしますが、決まればかなりぎゅっと固定できます。
ストラップの余った部分を邪魔にならないように処理してください。
フルフェイスのヘルメットには、接着します。脱落防止用に、付属のハーネス(命綱)を必ずつけてください。
アダプターについて
どこかで見たことあるな! というかたはかなりのアクションカメラ通。アクションカメラ業界では最大手といわれる、「GoPro」と同じです。お笑い番組で芸能人の表情を写していたり、レッドブルで使用されているので見たことがある方も多いでしょう。
シマノとしては、「GoProと同じ」とは全く言っていませんが、結果的に合います。シマノが自前でアダプターを作らなくっても、GoProの数あるアダプターが使用可能です。
自転車業界からもGoProのアダプターが発売されております。
リクセンカウルの、「カムオン!AK860 」と、「AK830 クアッドミニブロックアダプター」です。
レックマウントからも、「GoPro用のアダプター」が沢山発売されております。
SDカードは付属しません。
マイクロSDカードを別途お買い求めください。32GBまで対応しております。本体のおしりのフタを開けて、挿入します。
スマートフォン専用アプリをダウンロードしてください。
iPhoneはアップルストアで、アンドロイドはプレイストアにて専用アプリをダウンロードしてください。「shimano」と検索すれば見つかります。
電源を入れる、電源を切る
本体にボタンは2つしかありません。小さいほうのスイッチを押すと、「ププ」という音が鳴り、電源が入ります。この音は室内だと割りと大きな音です。屋外で使用することを考えると、このくらい大きな音のほうがいいですね。
Wifiでスマートフォンと接続します。
スマートフォンとCM-1000を近くにおいて、CM-1000の小さいボタンを長押ししてください。これ最初は説明書にまったくこの記述が無く、閉口しました。
すかさずスマートフォンの設定画面からWifi設定画面を開きます。シマノアプリは開いていなくてもかまいません。
接続の順番は、
- スマホのWifiを切る。
- カメラを長押し、
- スマノのWifiをOnにする。(※この時のWiFi電波が有効なのは、ほんのわずか10秒程度です。)
- ネットワークに、「SMN_CAM-XXXXX」が表示される。
となります。接続できたら、シマノアプリを立ち上げてください。ライブビューに写っていますよ。この瞬間はかなり感動します。
1度で接続できない場合もありますので、その場合は上記1~4の手順を繰り返してください。
パスワードの入力が必要なのは、最初の1回のみです。2回目からは必要ありません。
いよいよ撮影開始
Wifi接続が出来たら、アプリを立ち上げてスマホのライブビュー画面を開きます。写っている範囲を確認します。
本体の大きなボタンを押せば、録画開始ですが、スマホからも録画ボタンで操作できます。
録画ボタンを押すと、スマホに映像は表示されなくなります。
撮影モードの切り替え
小さいボタンを押すと、撮影モードが切り替わります。電源を入れた直後は、必ず最高画質(フルハイビジョン 1920×1080)になります。
他にも撮影モードはありますが、こういうのは常に最高画質で撮影するものだと思います。うっかり小さいボタンをもう一度押してしまわないように注意しましょう。目安はランプの色です。
Di2(電動シフト)のバイクの方は更にバージョンアップ
別売りの 「シマノ SM-EWW01 ワイヤレスユニット」 を接続すると、その時のシフトポジションなどが画像と連動して記録されます。
本体のリセット
もし操作に対して何も反応しなくなったら、フリーズ状態の可能性があります。両方のボタンを8秒以上長押しして、本体をリセットしてください。
さて、あとはどこをどう撮影するかは、貴方のセンス次第。パソコンの動画編集ソフトを駆使して、面白い映像をYoutubeにアップしてみてください!
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- シマノ スポーツカメラ CM-1000 (取り扱い終了)
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