一生懸命輪行して運んだけれど、持ち運んでいるうちにフレームと車輪の固定がぐずぐずに緩んでしまって、自立しない、車輪がフレームにこすれて傷だらけって経験ありませんか?
あんなに力いっぱいストラップを締めたのに、何でなん?
って思った方は、是非この記事をお読みください。
R250などの縦型輪行袋は、フレームと前後のホイールをたった3本のストラップで固定します。コツは、
フレームと車輪の最も近いところで留める。
言い換えると、
ストラップが最も短くなるところで留める。
となります。それができると、ダウンチューブのところは、こんな風(↓)になります。
ダメなのはこれ(↓)です。でもこれよく見かけます。
上から見てみましょう(↓)。黒いストラップはパーフェクトです。青いところで留めるのはダメですね。
実際にストラップを計ってみると、パーフェクトは42cm。ダメな例は46cmでした。なんと4cmも違います。この4cmが余分だから、緩んでしまうのですね。
次にシートステーのところを見てみましょう。
斜め上から見た写真(↓)です。これはダメな例です。 ストラップが無駄にスポークに引っかかっています。
これはパーフェクト(↓)。ぴったり長方形になります。
真横から見てみましょう。これはダメな例(↓)。
これはパーフェクト(↓)。
ストラップの長さを測ってみると、ダメな例は56cm。パーフェクトは51cmでした。こちらも5cmもの差がありました。
こんだけ余分な長さがあれば、緩みますよね。最小限の長さということは、それ以上動かないということです。最短距離で結べるところに、ストラップを通して留めましょう。
パーフェクトに固定できていると、実はストラップは2本でもオッケー(↓の画像で①と②だけ)です。サドルとホイールは固定しなくてもガッチガチに固定できます。実際のところは、ストラップを1本しなくってもそんなに輪行の作業時間は変わらないので、保険として3本使いますけどね。
たかが輪行、されど輪行。考えると楽しいですよ。新しい道具を買う必要もありませんし、追加の手間を加える必要もありません。すべての手順を合理的に最小限ですればいいだけです。
自転車Youtuberけんたさんと輪行マイスター岩田のコラボ動画は、こちらです。
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