【2日目】11/8(金)
~MERIDA工場見学→メリダカップ 美利達盃 コース試走→夕食会~
MTBの世界では、世界大会を何度も制したバイク性能
溶接技術・塗装技術・バイクの性能は世界トップクラスである事は、実績から見ると明らかですね。
まだまだ、MERIDA=MTBのイメージが強いですが、ロードUCIプロチーム のランプレ・メリダへの機材提供でロード市場でも人気が高まってきています。日本では現在プロサイクリングチームシエルヴォ奈良の選手がメリダに乗って戦っています。
また、2014年度は宇都宮ブリッツェンのメインスポンサーになったと発表があり、日本でもメリダ人気が高まりそうな予感です。
工場見学では、写真撮影がNGだったのが残念ですが、まず驚いたのは、製品管理の徹底ぶりでした。溶接前のパイプが【20本】単位で、溶接→塗装→組立→梱包→完成の最後までロット管理されていたました。誰がいつどの作業をしたというのが明確にわかる仕組みです。
ちなみにメリダ工場ではではトヨタ生産方式が採用されています。
溶接工程
溶接の技術を月に一度、溶接の表彰などがあり、日々職人の「腕」が評価され、ただの単純作業ではなく、社員のモチベーションアップや、良い製品をつくる為に、どうしたら良いかを社員全員が考えれる仕組みのあるメーカーという印象でした。
ある一定のスキルを、身につけるまでは、溶接ラインには立てません。工場内にトレーニング室があり、そこで訓練している社員の姿も見えました。
各ラインには、スキル表のような紙が張り出してあり、この社員はどのスキルを持っている、この社員は現在はどのスキルに挑戦していると、ひと目で分かるのです。ある意味恐ろしい表ですね・・・自分の能力が全員に公表されている訳ですから・・・
社員のモチベーションアップや、挑戦のこころを維持する為には、日本でもコレくらいいないといけないのかなと思った一日でした。
グレードが高いバイクになると、全ての溶接工程をスキルの高い、一人の職人が仕上げるといった方法もとっています。職人はココを目指す為に日々スキルアップに勤しんでいるのそうです。
見学前までは、もっとロボット溶接でガッシャン、ガッシャンだと思っていましたが、人間の手では難しい長距離の溶接などはロボット溶接でといった感じでした。
本当に、良いモノをつくれる環境が整っているんだなと感じました。
よく考えてみれば、確かな技術力がなければ、某有名メーカーのOEM契約なんてできないですもんね。
塗装工程
空気環境・水へのこだわり
完全に外気をシャットアウトする必要があるので、塗装ラインに入る為に靴を脱ぎ入室しました。
塗装は静電塗装を採用しており、工程によっては、一人一人更にドアのある、各部屋に分かれていました。
水は、水道水を使用しているメーカーもある、メリダでは純水(不純物を含まないかほとんど含まない、純度の高い水)を使用しています。
ホコリや、不純物が混ざってしまうと、塗装の浮きや、錆びなどにつながるので、ここまでやっているんだから、世界第2位の自転車メーカーになるのも納得です。
後は、日本でメジャーになるだけ!なぜ今まで日本でメジャーにならなかったのか不思議なくらい。
お話を伺った所、正直今までは日本市場にあまり力を入れていなかった・・・との事。日本代理店がミヤタサイクルに変わってからは、PR活動や営業にも力を入れてるので、認知度はだいぶ高まってますね。
なんと言っても、日本でも人気の高いUCIプロチームのランプレ・メリダの影響は大きいです。
美しい塗装に定評のある、メリダはこの徹底した環境と、確かな技術力でつくられているからこそなせる技。
私もメリダユーザーですが、工場見学に行ってますます自分の愛車が、今以上に大好きになりました。
ちなみに・・・
塗装の簡単な見比べ方として、蛍光灯の下で、バイクを同じ角度に向け、同じ所から見比べてみると良くわかります。塗装の浮きやゆがみがどうか、光の反射などを見比べてみて下さい。
ワールドサイクル実店舗【ベックオン】では特設メリダコーナーを設けていますので、お近くの方は是非起こし下さい。
最後に、ウィリアム副社長と記念撮影
本当に良いモノをつくる為に、向上意識の高いメーカーだと感じました。我々販売店はもちろん、エンドユーザーであるお客さまも、安心できる情報ではないでしょうか?
へ~メリダってやるじゃん!次のバイク選びの参考にして頂ければ幸いです。
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