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頭痒いとこないですか?

パールイズミのロード用ビンディングシューズはここが変わった。2014

パールイズミ ロードシューズ

パールイズミの新作ロードシューズ、「P.R.O Leader ロードバイク用ビンディングシューズ」をご紹介。只者ではない雰囲気をかもし出しているのは、真ん中の黒いダイヤル。最近はかなり普及してきましたが、これは靴紐を結ぶ代わりにダイヤルを締め上げる「Boa®クロージャーシステム」というもの。もともとはスノーボーダーが一瞬で好みのフィット感にするために開発したもので、最初にサイクリングシューズに採用したのが、実はこのパールイズミ。

その時は時代を先取りしすぎたのか、システムが成熟していなかったのか、ちょいちょいとトラブルを抱えたようですが、今や類似品も多数出回り、製品不良もほとんどなくなりました。他社はこのシステムをアッパーの横につけたり、2個つけたりしてますが、果たしてパールイズミの使い勝手はどうなのでしょうか?

 

実は私、このモデルの旧モデルを使用しています。Boa®クロージャーシステムは使用しておらず、クラシックな3本ベルクロです。違いはそれだけ? いやいや、他もかなりよくなっているんですよ。

パールイズミ ロードシューズ

まずはクリートをつけましょう。いつもは黄色いSM-SH11を使用していますが、今回は青いSM-SH12を使ってみます。クリートの違いはこちらでまとめておりますので、是非ご覧ください

ロード用クリートの違い

ロード用クリートの違い

2万円以上の高級シューズですから、ソールはもちろんカーボン。クリートを取り付ける部分には、滑り止めのざらざら加工が施されています。縦方向への調整範囲も広そうです。

パールイズミ ロードシューズ

取り付けボルトとワッシャーは、クリートに付属します。

proleader04

グリスをしっかりと塗布します。

proleader05

締め付けトルクは5~6ニュートン。ブレーキワイヤーやシフトワイヤーをディレイラーに固定する時と同じくらいです。金属同士ではなく樹脂製のクリートを挟むため、手ごたえはやわらかめです。シートポストを固定する時と同じような力で締め付けると、簡単にねじ山を破損してしまいますので、ご注意ください。

SPD-SL クリート 取り付け

シマノの説明書的には、こうなります。分かりやすいですね。

SPD-SL クリート 取り付け

小さくて目立たないのですが、クリートの横に小さなでっぱりがあります。ここがクリートの中心で、且つペダルシャフトの中心となります。

SPD-SL クリート 取り付け

SPDクリートの取り付けでもご紹介しましたが、ペダルシャフトの中心が足の裏の拇指球と小指球の中心になるように取り付けるというのが、基本です。

ビンディングペダル クリート 取り付け

若干大雑把ではありますが、こんな風にするのも、目安としてはアリです。結局のところ、実際に走ってみて微調整するしかありません。足の裏の神経を研ぎ澄ませて、最適な位置に調整してください。

ビンディングペダル クリート 取り付け

さて、ここからは旧型との違いを紹介します。真上から見てみましょう。旧型(右)にくらべて、新型のほうが明らかに先端部分が広がっています。一番幅の広い部分は同じなのに、足の指ののびのび感が違います。

パールイズミ ロードシューズ

小指の立ち上がり部分はどうでしょう。新型のほうが、いったん少し外側に膨らんでいるように見えますね。旧型はちょっと真上に上がって、すぐに内側に倒れていきます。同じ幅でも新型のほうが小指部分のスペースが広いということです。

数値だけでは分からないところですね。

パールイズミ ロードシューズ

真横から見てみましょう。新型のほうがソールの角度はやや大きめです。

パールイズミ ロードシューズ

かかとと足首周りに大きな違いがありました。新型の外周をトレースしたものを、旧型にあててみると良く分かります。

新型のほうがかかと部分が内側に倒れこんでいます。新型のほうが足首周りのスペースが広くなっています。

この2つ、旧型で私が不満に思っていたところなんです。かかとがちょっとスポスポするのと、長時間走るとくるぶしのでっぱりにシューズのエッジが当たって、少し痛くなるんです。

直接パールイズミさんには言ったことは無かったのですが、何で分かったのでしょう? これにはびっくりです。

パールイズミ ロードシューズ

Boa®クロージャーシステム」はとにかく着脱がスピーディになります。緩めるとタンがバコッと開きます。はきやすいです。

旧型だとベルクロをバリバリ外して、さらにベルトをずらして緩めなければココまでは開きません。

 

パールイズミ ロードシューズ

かかと側をコンコンとあわせたら、つま先側のベルクロを締めます。シマノもそうですが、真横ではなく、こんな風に斜めになっていると、自然な締め心地です。考えてみたら、わらじもこんな角度ですもんね。

 

パールイズミ ロードシューズ

さて、「Boa®クロージャーシステム」 といっても、押し込んで右に回すだけ。一瞬で均等に締め付けられます。ベルクロやラチェットと比べて一番の違いは、調整がまぁ細かい

緩めるときは、ぱこっと押し上げるだけ。これでオールフリーになります。これ相当簡単です。3本ともベルクロの旧型と比べると、片足で10秒以上は早いです。

パールイズミ

締め過ぎた時は、Boaをぽこっと上げて、すぐに押し込みます。これで緩々になっていますので、再度丁度いいところまで締めてください。慣れれば走行中でも簡単に調整することができます。

パールイズミ ロードシューズ Boa

他のメーカーだと、この「Boa®クロージャーシステム」が横側についていたりするのですが、ちょっとのことで引っ掛けたりぶつけたりすることがあります。でもこの位置(中央)なら大丈夫。ただしサッカーボールを蹴ったりすると、かなり痛いと思います。良い子はしないように。

 

カラーはこれまで紹介した赤色と、黒/白の2色。パールイズミのシューズという選択、いかがでしょうか。

パールイズミ ロードシューズ Boa

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