まだ厳しい寒さの日もありますが、時折春の空気を感じることもあります。
それと同時に、目が痒くなったり鼻がムズムズしたり・・・。
That’s right! 花粉の予感。
ここ数年はほぼ影響がなかったのですが、今年はなんだか嫌な予感がします・・・(汗)。
そんな私の嫌な予感はさておき、今回は「なぜレース前にカーボローディングするのか?」ということを、特に誰かに聞かれたワケでもありませんが、お話ししたいと思います。
とか言いながら、このグラフを見ていただくと一目瞭然ですよね(笑)。
これは「食事と筋グリコーゲン量、疲憊するまでのサイクリングの継続時間の関係」というグラフです。
カーボローディングすることによって、より長時間運動をすることができるということがわかると思います。
高脂肪食を食べた場合、サイクリングをしても60分ほどで疲労困憊になってしまいます。
しかし高炭水化物食を食べた時は、その3倍以上サイクリングを継続することができるのです。
普通食の場合でも、高脂肪食と比べると疲労困憊までの時間は倍ほど違ってきますが、やはり高炭水化物食の疲労困憊までの時間は魅力的でしょう。
ある選手に「脂質もエネルギー源になるんでしょう?」と言われたことがありますが、すぐにエネルギーとして使える炭水化物(糖質)をしっかり体内に蓄えていた方が、より良いパフォーマンスを発揮することができるでしょう。
また、脳を動かすエネルギー源となるのも炭水化物(糖質)です。
集中力を維持したり、いかなる状況下でも適切な判断ができるように、炭水化物のエネルギーを切らしてはいけません。
「じゃあ、高炭水化物食はどうやって用意したらいいの?」ということになると思います。
栄養士的に考えると、炭水化物のエネルギー比率を60%から70%くらいに上げるとなるのですが、数字で考えようとするととってもタイヘンなので、私が選手にお伝えする時はご飯&めん類、パン&パスタという感じで、炭水化物&炭水化物(その分おかず少なめ)をオススメしています。
レースの3日前くらいから高炭水化物食を意識してもらいたいですが、お仕事やお付き合いなどで難しい場合は、前日からでもいいので炭水化物を多めにとるようにしてみて下さい。
少しでも皆さんのお役に立てる情報を発信できると嬉しいです。
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