2015~2016年の冬は、暖冬と言う言葉がぴったりの温かい日の連続で始まり、もう日本に寒い冬は来ないのかと思ってしまったほど。
しかし、年が明けると、安心してください。と言わんばかりに寒さが押し寄せ、自転車通勤時の指先の温度を奪っていきます。
気合で乗り越えようと思いましたが、信号待ちのたびに手をグーパーして血流を促進させるのも恥ずかしくなってきたので、どうにかしなくてはいけません。
こんな時に指先を寒さから守る方法は、主に2つあります。
- インナーグローブをプラスして、保温性を増す
- グローブを防寒性の高いものにする。
1.の方法が低コストですが、着脱動作が1ステップ増えます。
ただでさえ、冬はシューズカバー、ネックウォーマー、イヤーウォーマー等々装備品が増えるので、ちょっとしたことですが、あんまりいい気がしません。
また、2つのグローブの相性が悪いと、グローブ(インナー)にグローブをはめる時に、外側のグローブがスルっとは入ってくれずに、イラッてします。
ということで、今回は2.の方法を採用し、「シマノ ハイビジブル グローブ ネオンイエロー」を購入しました。
まぶしいくらい視認性の高いネオンイエローに惹かれたところもありますが、なんといっても目安温度帯が0℃から下(-7℃~0)なのに、この価格というグローブはなかなかお目にかかれません。
そして、忘れてちゃいけない裏起毛加工。
やさしい肌触りが期待できます。
では、さっそく明るい所で装着してみましょう。サイズは、Lです。
シマノ製のグローブは、薄手の長指グローブなら、Mサイズがちょうどよいのですが、今回のグローブは、厚みがある分ストレッチが弱いためか、Mサイズではかなり指が圧迫され、LかXLで悩むほどでした。
手のひらにあるパッドには、「ポロンXRD」という素材が使われています。
これは操作感に影響しない薄さなのに、手のひらへ荷重や路面からの突き上げを緩和してくれる優れものです。
手首分は、ベロクロで締め付けを調整できます。
ゴムタイプのほうが、着脱のたびに調整しなくていいのですが、伸びてビロビロになり難い利点のあるこちらで、よしとしましょう。
続いて、夜の街に繰り出します。
防寒性が高い分、素材の厚みがありますが、操作性に影響する指先部分への影響は少なく、STIレバーの小さなシフトアップレバーも、気を使うことなく操作できます。しばらく走った頃、ご覧の通り温度計には「1℃」と表示され、いつもなら冷たい空気を浴び続けた指先が(隙間風で)カサカサになり、感覚が弱くなってくる頃です。
しかし、今回は真逆の展開です。
さすがに指先には多少の冷えを感じますが、手のひらには汗をかいて、若干しっとりとやさしい暖かさが残っています。
冷えといっても、指先が悴むほどのものではないので、この写真もブルブルが震えることなくスムーズに撮ることができました。
推奨温度帯がマイナスなだけあって1℃くらいなら、どうということはないようです。
指先が冷え切ってしまうと、安定した操作にも悪影響が出ます。
目の覚めるようなネオンイエローと、高い防寒性を持つこのグローブは、きっと夜の安全に貢献してくれるでしょう。
ヒーター付グローブやカイロポケット付のような強力な熱源はありませんが、手間もかからず、ゴミも出ない熱源”体温”で、冬を乗り切りましょう。シマノ ハイビジブル グローブ ネオンイエロー
なお、現在(2016/1/27)ネオンカラーではなく、しかもLサイズ限定ですが、同等スペックの↓こちらのグローブがセール中です。
シマノ オールコンディション サーマル グローブ レッド
いずれも、季節商品で在庫限りで終了ですので、ご注文はお早めに!
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