「日焼けしたくない」、「ちょっと寒い」というときに大活躍するサイクル小物といえば、「アームカバー」
一昔前までは「アームウォーマー」と呼んだものですが、最近は日焼け防止として夏でも使用する方が多く、メーカーでも夏用として売り出しているものの多いことから、ひとまとめに「アームカバー」と呼ばれております。
昔の商品は二の腕のところからずり下がらないように、すべり止めのゴムやシリコンが付いているものがほとんどでしたが、これがわりと評判が悪かったんですよね。腕が太いと止血バンドのようになってカイカイ~ってなったり、逆に腕が細いと全然止まらなかったり。ずれて下がってくると、半袖ジャージの腕との隙間があいてしまい、そこだけ変な日焼けになってイマイチなものもありました。
最近の商品は、端だけゴムやシリコンで止めるのではなく、全体の密着度を高めることで、ズリ下がりにくいものが人気です。
今回ご紹介するのは、超立体ソックスで評判の高い「RxLソックス(アールバイエルソックス)」から発売されたアームカバーです。靴下のように丸編みされた筒状で、どこにも縫い目がありません。つまり、シームレス。
端がほつれてこないような編み方なので、長さ調整は自分ではさみで切ってしまってくださいとのこと。縫い目もシリコンゴムも何もありませんから、丸めてみるとこんなにコンパクト。
左右の区別はかろうじてこのロゴです。再帰反射素材なので、車のライトが当たると光ります。上下の向きもありませんので、逆に付けたからと言ってロゴの見た目以外なんの不都合もありません。
付けてみました。私の細腕にも皺になったりすること無くフィットして良い感じです。まるで女性のストッキングのようにぐわ~んと伸びます。かといって肌が透けてようなこともありません。
端にゴムや折り返しので、締め付けがきついというところが全く無く、とても良い感じです。
私(輪行マイスター岩田)の身長は166cmで腕はどちらかと言えば短いほうかと思います。そんな私にこのアームカバーは十分な長さがあります。折り返さなければいけないほど長いかといえばそういうことも無く、そのまま使えています。
私より腕が太い、細い、長い方でも、問題なくそのままお使いいただけるかと思います。
このアールバイエルのアームカバー、夏用?冬用?ということですが、パッケージになんとも微妙な説明書きがあります。
濡らして使えばひんやりきもちい!
夏場の日焼け防止・冬場の防寒グッズとして、1年を通して使用可能。
実際に使用してみた感想としては、ずばり「夏向き」だと思います。2016/6/11-12、気温は22~25度くらいで使用してみましたが、トンネルの中などに入ると接触冷感素材のようにひやっと感じました。
長さ調整動画です。
なるほど、半分にしてからカットすれば、まっすぐに切りやすいですね。
上でご紹介したのは、ソフトコンプレッションタイプの「TSA-14」で、カラーはブラックのみです。コンフォートフィッティングタイプの「TSA-11」には、ブラック以外のカラーもございます。
良いとこばかりのシームレス(無法製・丸編み)アームカバーですが、これが最初ではありません。実は他のメーカーからも発売されております。オススメはこの2つです。いずれもソックスを得意としているブランドです。
ディフィート
丸編みシームレスアームカバーの元祖ともいえる、ディフィート。10年位前に登場して以来、私も愛用しております。カラーが豊富で、同じつくりでシューズカバー、グローブもラインナップされております。どちらかというと、秋にオススメです。
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フットマックス
3D立体構造ソックスとしてもおなじみの、フットマックスからもアームカバーが発売されております。こちらもカラーが豊富ですね。膝のところがソックスのカカトのように立体的になっており、はめると自然と肘が軽く曲がるような感じになります。夏でも秋でもオススメです。
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どちらもランニング・ジョギングを楽しむ方にも人気です。ランニングの場合、サイクリングよりも腕を振りますから、よりずり下がりには敏感なのでしょう。今お持ちのアームカバーがずり下がる、ゴムが痒い・痛いという方は、シームレスアームカバーがオススメです。
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