今どきバーテープの巻き方なんて、自転車雑誌やメンテ本はもちろん、ネットで検索すればいくらでも見つかります。ですがよく見てみると、巻き終わりの仕上げテープの巻き方が意外とおおざっぱに説明されていることに気が付きました。初めて挑戦される方は、こういうところでつまづくんですよね。
そういう自分でも、詳しく説明していませんでした。
それがこの部分。違い、判りますか?
左側はバーテープに付属しているロゴ付きの仕上げテープで、右側は普通のビニールテープ。というところではなく、左側はバーテープの上にだけ貼られていて、ハンドルにはかかっていません。右側はバーテープとハンドルの境目を中心として、どちらにも巻かれています。
貴方はどっち派?
この仕上げテープを巻く真の目的は、バーテープがはがれないようにするためです。どちらの巻き方も正解で、自由です。しいて言うなら、バーテープの上だけに巻く方が綺麗そうですが、はがれやすそうにも思えます。私はこの巻き方が好みですが、はがれてしまったことはもちろんありません。
バーテープの断面が横から見えるのが嫌という方もいます。そういう方には右側の巻き方を。バーテープだけではなくハンドルバーにも接触している分、強度がありそうに見えます。
仕上げテープを綺麗にまくための注意事項は他にもいろいろあります。
- 仕上げテープのロゴの位置、左右をそろえる。
- 仕上げテープの巻き終わりをハンドルの下側(見えにくい場所)にする。
- 仕上げテープを正確にまっすぐ重なるように貼る。ずれると汚く見えます。巻き始めと巻き終わりを丸くカット(もしくは端を少し斜めにカット)しておくと、ほんの少しのずれでも目立たなくなります。
- ハンドルのバーテープを巻かれていない部分の長さを、左右正確にそろえる。
応用編として、
- 安いビニールテープは引っ張って貼ったあと収縮してずれやすいので、スコッチのプラスチックテープ(1本200~250円くらい)を使う。
- ビニールテープを貼った上から、メーカーロゴの入ったテープを貼る。(とにかく強く固定したいと思う方)
- ハンドルの上には貼りたくないが、断面は見えないようにしたいので、ぎりぎり断面だけ隠れるように少しだけハンドル側にずらして貼る。
- 別売りのシリコン製のストッパーリングを使う。でもこれ、STIレバーを外してつけないといけないって、どんだけぇ~!
ほかにもまだまだチェックポイントはあるかもしれませんね。興味のない方からすると、「どうでもいいじゃん」なんて思われるかもしれませんが、そんなところに凝ってみるのも、自転車の組み立ての楽しいところです。
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