カレラのフォルダブルヘルメットをご紹介します。ヘルメットとしてはなんと珍しい折りたたみ式。
畳むと2/3くらいに細くなります。広がらないように綴じるベルトも付属します。
輪行マイスター岩田がかぶってみました。丸頭の私が被っても、いい感じでフィットします。
眉毛のすぐ上まで溝があるため、光が入ってくるのが不思議な感覚です。気になる場合はキャップを被れば隠れます。
最近のヘルメットは、後頭部にダイヤル式のアジャスターを取り付けてよりフィット感を高める工夫をしていますが、こちらはゴムでフィッティングを高める工夫をしています。
調整はどうするのか? といいますと、アジャスターの取り付けがマジックテープになっているので、その取り付け位置を前後することで、フィット感が変わります。毎回被るたびに調整する必要が無いんです。
でもこれ、いかにもファッションアイテムっぽいから、街乗り用で安全性は無いんじゃないの? と思われるかもしれませんね。
いやいや、実際はEC加盟国の基準を満たすものに付けられる「CE」マークが堂々とつけられているのです。
簡易ヘルメットなどでは断じてありません。CEというお墨付きのある、れっきとした自転車用ヘルメットなんですよ。
ところが、日本では日本自転車競技連盟(JCF)の公認を得られていませんの。だから日本のレースで被ることは許されません。
何故?
JCF(自転車競技連盟)の公認条件から、一部抜粋します。
- 本連盟競技規則,ヘルメット公認/推奨要領に適合していること。かつ、本連盟の「ヘルメットの性能およびその試験基準」に適合しているか、SG(一般財団法人製品安全協会のSG基準)、CE または CPSC(米国消費者製品安全委員会)
表示を持つものであること。
ココだけ見ると、基準はクリアしてそうなのですが、構造についての規定でこういう一文があります。
- 内部は使用者の走行や運動に対して考慮してあり,通風孔,導風溝はヘルメットの性能を損なわない
かぎり,設けることができる.
勝手に想像するに、導風溝が完全に縦に貫いているのが原因っぽいです。残念。
- 公認ヘルメット要領・推奨要領(2012年7月改定) 328.27 kB PDF
- ヘルメットの性能およびその試験基準 21.95 kB PDF
日本の競技連盟からアカンといわれただけで、ヨーロッパの安全基準はしっかり満たしていますので、そこはご安心を。ホームページからもおしゃれな感じがプンプンしてきます。
※こちらの商品は取り扱い終了となりました。
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