我々のミッションは、常に楽しく簡単に自転車をきれいにすることです。
きれいな自転車を持っているということは、単に自転車がピカピカ輝いているということではありません。それはパフォーマンスに関してのことでもあります。泥や荒れた道を苦労しながら進むと摩擦が増し、もっと苦労しながら進まなければいけなくなります! by mac-off
外国のキャンディーを思わせるような派手なパッケージのケミカルブランド、洗車研究所「マックオフ MAC-OFF」
今回チェーンオイルを使ってみましたので、レポートしたいと思います。いろいろ種類がありますが、まず大きく分けると「ワックス系」と「セラミック系」の2種類。さらにそれぞれ「ドライタイプ」と「ウェットタイプ」の2種類に分かれます。これで4種類。さらにチームスカイに供給している「ハイエンドモデル」が1種類で、合計5種類のラインナップとなります。
左から、セラミック系のウェット、セラミック系のドライ、をバットの上に垂らしてみました。パッケージの色と中身の色が一緒だと最高ですが、セラミックのウェットだけそうではありませんでした。
それぞれ、粘度はどうでしょう? セラミックのドライはさらっとして、傾けた瞬間にたら~と垂れました。他の2つはほぼ同じくらいで、ゆ~っくり垂れました。
UVライトにより光る特性があるとのことですが、あまりよくわかりませんでした。何のためにそういった機能があるのかといいますと、きちんと塗布したかどうか、確認するためということです。
チェーンの一コマ一コマにゆっくり注油します。あまり真面目に一コマづつするのも面倒なので、実際は後輪をディスプレイスタンドにセットして、できるだけゆっくりゆっくりペダルを逆回転させながら、なるべく均一にオイルが出るように調整しながら、トロトロトロトロ~っと、塗布していきます。無駄に2周塗らないでくださいね。塗ったところはわずかにテカりというか、艶があるので、大体わかりますよ。
塗布した後は、チェーンの内部、リンクとピンの間にしみこむように、ビニールなどでごしごしリンクのローラーを回してあげましょう。チェーンを少しねじるようにしても良いでしょう。塗布した直後に全体に変速動作をしてみたり、はみ出たオイルをウエスでふき取ってしまうより、この作業を一つ間に挟むと、よりオイルがチェーンの内部に浸透します。
その後、チェーンの外側にはみ出たオイルを、ウエスでふき取ってください。メーカーがカッコイイ動画を作っています。オイルはチェーンの外側には一切必要ありません。ギアに塗る必要もありませんよ。
肝心の性能についてはどうなのか? 「C3 DRY セラミックチェーンルブ」を3回にわたって合計280キロほど走ってみました。カンカン!とチェーンとギアが1mmのロスもなく動力を伝えるという感じではなく、タクリーノの「MAHOU」や、ライトサイクルの「VT-09」のように、強く蹴りだすというよりはソフトタッチでふわっと前に進む感覚のオイルです。私の好きな感覚ですね。ほとんどの自転車乗りは、アタックしたりゴールスプリントなどすることはありませんから。思った以上に走行後の汚れも少なく、当然チェーン周辺へのオイルの飛び散りもほぼありません。手で触っても、ぬるっとした油を触っている感じはなく、きちんとリンクの中にとどまっている感じです。汚れにくいオイルというのは、輪行の時にとても助かります。
耐久性(何キロ潤滑が持つのか?)については、
- 「ハイエンドモデル」・・・300km程度
- 「セラミック系」・・・ドライで100キロ程度、ウェットで200キロ程度
- 「ワックス系」・・・ドライで80キロ程度、ウェットで150キロ程度
となります。もちろん使用状況にもよりますが、早め早めに注油しましょう。
ノズルが細くて長いというのも、地味に使いやすいですね。パッケージもお洒落でしょ。
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