ボトルケージの取り付け位置って、気になりませんか?
自分のバイク(東洋フレーム)はセミオーダーで作ったので、下地にメッキをしたり、輪行用のチェーンフックをつけたり、名前を入れて、色も自分で配色しました。99%気に入っているのですが、1%気に入らないのが、ボトルケージの台座の位置です。これがもう少し下に下げたい。理由はボトルがバイクの中心の低い位置に集まっている方がかっこいいと思うのと、トップチューブの下に取り付ける今どきのバッグが何一つ取り付けられないからです。作る時にそこまで気が回らなかったのです。
それって、自分の身長が低くて、フレームサイズが小さいのが原因ではありますが、このフレームは5サイズあるうちの真ん中、「M」サイズ。それほど小さいっていうわけではないと思うのですが、実際にボトルを2本付けてみると、間がかなり空いています。
ダウンチューブ側は明らかにもっと下がられそうですよね。
そういう時に便利なのが、シマノから発売されているボトルケージ台座の位置をずらすアダプター。もともとはDi2の外付けバッテリーを取り付けるためのものだったのですが、ボトルケージの位置をずらしたいという自転車乗りに注目され、今や他のメーカーからも多数発売されるようになりました。
まずはダウンチューブに取り付けてみました。目いっぱい下に取り付けると、やりすぎです。しかしよく見てみると、確かに位置は下に下がったのですが、アダプター自体の厚みがあるため、効果半減です。
シートチューブ側に取り付けてみましょう。あっちゃー、フロントディレイラーのバンドが邪魔で取り付けできません。このフレームはSサイズ以下だとバンドをまたぐようにボトルケージ台座がついているのですが、M以上はこのようにバンドの上。追加オプションでフロントディレイラー台座は直付けにしておけばよかった。
しかもシートチューブの太さが28.6mmなのに、Di2用フロントディレイラーのバンドは31.8mm用と34.9mm用しかありません。28.6mmに付けるには、31.8mm用にスペーサーをかます必要があり、それがバンドのでっぱりをより大きくしてしまっています。
もちろんボトルケージマウントアダプターの厚みもばかになりません。
そこで、今回一押しの、アレの登場です。
古典的ともいえるスタイルの、ステンレス製ボトルケージ。カーモン ベイビー アメリカ製。違いはボルト穴が沢山開いていること。これにより、ボトルケージの取り付け位置を最大32mmずらすことができるのです。
しかしここでも先ほどのフロントディレイラーのバンド問題が。バンドの段差が邪魔で、取り付け位置を下げることができません。
削るか?
そんな時は、ちょっとだけ下駄をはかせましょう。さっきはボトルケージマウントアダプターの厚みが嫌だと言っておきながら、ここは仕方がありません。
丁度良いワッシャーはないかと工具箱を探したところ、仏式チューブのステムナット(リムナット)がピッタリ。バンドにぎりぎり当たるか当たらないかのところです。
ダウンチューブ側は、思いっきり一番下に下げて取り付けます。
2本とも交換完了。さて、ボトルはきれいに取り付けられるでしょうか?
なんとボトル同士の隙間ピッタリ。シートチューブ側はもっと下に取り付けても大丈夫そうですが、これでも十分効果ありでしょう。
寸法的にはどちらも32mm下がったことになります。
交換前の画像(Before)と見比べてみてください。ボトル同士の隙間が明らかに違います。
もういっちょ。フレームバッグがあると、よりわかるかも。
ボトルの位置が下がって、大いに満足です。
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