こんにちは、輪行マイスターの岩田です。初めて輪行という言葉を知ったのは、学生時代にサイクリング部に入部してしばらくたった頃です。それ以来3年ほどは、丹下のナンバー2のランドナーに、前後日東のキャリア、オーストリッチのサイドバッグ、マッキンレーのフロントバッグをつけて、マッキンレーの輪行バッグに詰め込んで、JTBの時刻表だけを頼りに、青春18切符で輪行にいそしんでおりました。
一時はマウンテンバイクやロードのレースに車で行って、車やテントで寝てなんてこともありました。今は年に数回日帰りか一泊で、走っては景色の良いところで止まって写真を撮って、見た目とカンでおいしそうな飲食店を探し当てて、風呂に入って輪行して帰ってくるというのが、私の輪行活用サイクリング術です。
輪行のいいところって、いつもこんな風にお伝えしております。
1日100キロ走れる体力があるとしたら、自走なら最長50キロのところで戻ってこないといけません。輪行なら、
- 100キロ走って、輪行で帰ってくる。
- 100キロ先まで輪行して、走って帰ってくる。
- 輪行で遠くの駅まで行って、100キロ走って、違う駅から輪行で帰ってくる。
この3パターンを駆使することで、フル自走や車に積んで走りに行くよりも何倍もの場所に走りに行くことができるのです。天候の急な変化や、体調不良・メカトラにも応用できます。輪行するのは軟弱とかなんとか言う口の悪い人もいますが、自分の価値観を押し付けすぎの、マウントしたいだけですから、ほおっておきましょう。今の時代、鈍感でスルーすることを使い分けられないと、しんどいですよね。
先日は自宅から兵庫県城崎温泉まで走って、温泉に入って、輪行で帰ってきました。大阪中心部から城崎(日本海)というと160~180キロほど。私の自宅は大阪の北部なので、150キロほど。自分にとっては冬でも十分明るいうちに走れる距離です(上記1のパターン)。150キロを1日ではしんどいという場合は、大阪から篠山とか、福知山あたりまで輪行してスタートする(上記3のパターン)というのもありです。
まずは自宅を7時過ぎに出発。篠山から福知山城を目指します。何度か走ったことのある道なので、迷わず到着。私の場合ここで帰れば日帰りでも十分です。
ここで、R250を販売してくれている、「ストークトサイクル」サイクルさんを突撃訪問。確定申告の時期ということで、書類埋もれて作業中のところ、暖かいコーヒーをいただきました。
走っていると、目を引くものがたくさんあります。あまりネットやスマホで下調べしすぎると、ツーリングが単なる確認作業だけになってつまらなくなるので、あまりしない派です。スマホの地図は大いに活用しますが。
途中王将でランチしつつ、150キロちょっと走って2時過ぎには城崎温泉駅に到着。さすがミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで星2つとして掲載された城崎温泉。若いカップルや外国人観光客でごった返しています。
正直二回も湯船につかれば体ポカポカでしたが、貧乏性なので3つつかってフィニッシュとしました。さて海鮮丼でも食べて帰るかとお店を見渡しても、どこもお昼の営業は終了。仕方なく駅の売店で残り3個になっていた牛肉弁当とビールを買って、「特急こうのとり」で輪行して帰りました。行きは自走で8時間、帰りは乗り換え2回で3時間ちょっとでした。
輪行マイスター的に縦型輪行袋が一択とお勧めする理由は、この上の写真に表れていますね。ドアを一切邪魔していません。鉄道会社のルールでは、3辺合計250cmに収まっていればオッケーですが、サドルとハンドルを下にして置く横型輪行袋だと、ここに置いたときにドアを一部ふさいじゃうんですよね。前輪をつけたままの輪行袋なんて問題外です。ドアを完全にふさいでしまいますから。輪行袋を立ててず~っと持ってないといけません。
輪行にちょっとしたコツなんてありません。ちゃんとした理詰めのコツがありますので、輪行マイスターの輪行講座にご参加いただければ、何故そうするのかという理由とともに、正確にお教えいたします。
走行データ
最新情報をお届けします
Twitter でWORLDCYCLE_BLOGをフォローしよう!
Follow @WORLDCYCLE_BLOG