あなたは、どうして、サイクルキャップをかぶるのですか?
おそらくこんな理由でしょう。
- かっこいいから
- 汗を吸収してくれるから
- 髪型が崩れないように、崩れた髪型を隠すため
- 防寒
- 頭皮の日焼け防止
- 雨除け
- まぶしさを抑える
- ヘルメットが少しい大きいから、緩衝材として
などなど。サイクルキャップが普通のキャップと違うのは、「つばが小さい」ということと、「凹凸の少ないデザイン(縫製)」でしょうか。
前者は前が見えにくくならないように、後者はヘルメットが被りやすいようにという理由です。
私が気になるのは、ズバリつばです。つばの使い方は2種類あって、それぞれ好みがあるようです。
※後ろ向きにかぶって、首の日焼け防止という使い方もあります。
貴方はつばを上げる派?下げる派?どっちでしょうか。上げると空気抵抗が増えるなんて意見の人もいますね。はっきりいって気持ちの問題です。注意してほしいのは、この負のスパイラルです。
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- サイクルキャップを深くかぶる。
- つばが下がる。
- 前(遠く)が見にくくなる。
- あごを上げて、前を見ようする。
- 首痛・肩こり
になることです。ちゃんと前が見えないと、道路状況の認知ができませんので、判断することもできず、危険を回避する操作ができません。
ロードバイクの場合、自然と肩が前に出ます。その状態であごを上げるって、すごく窮屈な姿勢です。上を向くには肩を後ろにして肩甲骨を閉じるといいのですが、肩を前にしてあごを上げるというのは全くその逆の動きです。簡単に体験できるので、今ちょっと試してみてください。
長時間のライドで首や肩が凝るという方は、これが原因かもしれませんよ。もちろんもともと首や肩が柔らかいという方もいるので、一概に見た目からだけで、良いとか悪いとかは判断できません。今違和感があるなという方は、是非疑ってみてください。
無理にあごを上げずにちゃんと前を見るには、アイウェアーのかけかたも重要です。やや上目遣いになりますので、普通のメガネのかけ方より、気持ち上の方にかけてください。ノーズパッドがちゃんと調整できるアイウェアーをお選びくださいね。上目遣いで見たときに、アイウェアーのフレームで視界がふさがれたり、隙間が空いていているのは、バッドアイウェアーです。
特に注意してほしいのは、顔の小さい人です。小さいサイズのヘルメットでも、顔が小さいとすごく深くかぶれてしまいます。そのうえキャップをかぶると、見るからに視界が狭そうで、前がちゃんと見えているのか心配になります。
冬の防寒対策やスキンヘッドの日焼け対策としてキャップをかぶる方もいると思いますが、キャップをかぶるとヘルメットがきつくなるという人もいます。
そんな時は、こんな裏技。「ヘルメットのインナーパッドをすべて取ってしまう」。インナーパッドの代わりにサイクルキャップをかぶれば、緩衝材の役割を果たしてくれるからです。また、ヘルメットのにおい対策にもなります。ヘルメットのインナーパッドは手で簡単に外して洗うことができますが、サイクルキャップだけを洗う方がより簡単です。
マラソンなんかで、疲れてくるとしんどくなってあごが上がって、あえいでいるようになります。あごが上がるというのは姿勢が崩れているということなので、酸素がちゃんと体内に流れなくなります。結果呼吸が浅くなり、よけいしんどくなります。自転車においても同様です。あごが上がると呼吸が浅くなり、より疲れます。
あごをしっかり引いても前がちゃんと見えるように、サイクルキャップのかぶり方とアイウェアーのかけ方を、今一度見直してみてください。
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