ちょっと前まで、レーサーパンツに「ポケット」がついているなんて言ったら、「はぁ? うそでしょ、ペダリングの邪魔になるでしょ」っていうのが常識だったと思います。とあるヨーロッパのメーカーが太ももの横にメッシュのポケットを付けたところ、想像していたより邪魔にならないということがわかり大ヒット。すでに複数のメーカーからポケット付きのビブショーツが発売されるようになりました。
ふ~ん、へぇ~。
じゃぁR250でも作る?
ってことで、作ってみました。デザインはドシンプルに、黒。ポケットを腰とか背中に付ける方法もありましたが、あまりやりすぎて価格が高くなるよりは、ドシンプルに。今年の初め頃から企画をスタートして、何度かポケットのベストな大きさや角度を研究して、作り直しをしているんですよ。
通常ジャージやレーサーパンツにプリントする場合、ベースとなるのは白い生地です。黒には色が乗りませんから。でもプリントしても生地が伸びると裏の白いのが透けて見えます。黒をプリントしてもちょっとグレーっぽく見えるのはそのため。ドシンプルに作ると決めたので、プリント無しで最初から黒に染めた生地を採用。染生地なので裏地も黒。長期間使用しても、すり減っても黒は黒です。
メッシュのポケットは、ビブショーツの肩の部分に使用しているのと同じメッシュです。ほとんど透けませんので、何も入れていなければ、そこにポケットがあるということすら気づかれないかもしれませんね。
あまりにも真っ黒なので、太ももの裏に小さいリフレクター生地を挟み込んでいます。後ろから見るとペダリングで動くので、小ささの割には目立つはずです。
レーサーパンツの要ともいうべき、パッド部分。伸縮性が高く十分な大きさのものを採用しているので、ペダリングがスムーズです。裾部分は切りっぱなしの薄くてふわっと太ももを包み込む素材を採用。ぎゅっと食い込んだり、シリコンの滑り止めでかゆくなりにくい素材です。
ライド中に必要なものは、ジャージのバックポケットやバイクに付けた各種バッグ(サドルバッグやトップチューブバッグ、フロントバッグなど)をメインとしつつ、休憩中にグローブとか、カメラとか、買い足した補給食とか、盗難予防に外したGPSメーターやライトなんかをを入れたりするのがいいのかなと思います。ジャージのバックポケットがパンパンで垂れ下がっているのって、あまりかっこいいとは思いませんし、一つのポケットに複数のものを入れると、出し入れしづらく、またうっかり落としてしまったりします。
動画でも撮影してみました。
ポケットの中身が透けにくく見えにくいってところは、とてもいいと思います。
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