ワールドサイクルが2021年11月から取り扱いを始めた、CRNK(クランク) というブランドのヘルメットをご紹介します。
お隣韓国のブランドとなります。他にアイウェアーやウェアーも取り扱っているようですが、今回はヘルメットのみの入荷となります。モデルは
- ARTICA(アーティカ) 3色x2サイズ 9350円 255g(M・実測)
- VELOCE(ベローチェ) 4色x2サイズ 8910円 245g(M・実測)
1万円以下と手ごろな価格と、あまりゴテゴテしていないシンプルなデザイン。アジアンフィットで丸っこいかぶり心地で、大抵の日本人にも合うと思います。まずはデザインを見てみましょう。正面から。ARTICA(アーティカ)の方がレーシーなイメージですね。
真上から。どちらも正面から取り込んだ風が、頭のてっぺんの隙間を通って後ろに流れるデザインです。実際articaを真夏にもかぶって走っていましたが、不快感を感じることなく、調子よく走れました。
真横から。
真後ろから。ここが一番デザインの違いが出ていますね。
被った感じの丸さ、深さはほぼ同じ、注意して比べてみても違いは感じませんでした。
より詳しく見てみましょう。articaの内装パッドは4つに独立していますが、veloceは全部つながっています。外して洗うときに、一つだけ無くしたなんてことが無いかもしれません。
ストラップを見てみましょう。articaは一般的なヘルメットの内側からベルトが出ています。veloceはヘルメットのキワからストラップが生えています。BMX用のキャップなんかに多い造りですね。このあたりからも、articaの方がよりレーシーなデザイン、veloceがよりカジュアル向きなのがわかります。
後頭部のアジャスターです。articaの方が面積が広くて、ダイヤルも細かくカチカチと調整できます。それに比べると、veloceの方が頭に当たる面積が狭く、ダイヤルのカチカチも大きくなっています。
アジャスターの深さを決めるのがここ。articaは真ん中にタイラップのようなベルトがあり、かなり調整幅が広くできています。veloceは4段階のポッチです。articaの方がアジャスターが首の根元くらいまで調整できます。
ここからは共通です。バックルはマグネット式です。2つを近づけると、勝手にかちゃんとくっつきます。外すときはスライドさせるようにつまむと、簡単に外れます。最初はやりにくいかもしれませんが、少し練習すれば直ぐに慣れると思います。一般的なバックルだと、あごの肉とか皮を挟んでしまうことがありますが、そういったことがおこりにくい仕組みです。
私が特に気に入っているのが、ストラップの長さ調整があごの部分だけではなく、耳の後ろでもできること。これによりストラップの耳の下の位置が毎回きちっと決められます。ここが緩いと、転倒したときにヘルメットが外れてしまいやすいだけではなく、ストラップの遊びが大きくなり、感触が悪くなるんですよね。
どちらもヨーロッパの安全基準の「CE規格」を取得しておりますので、お墨付きはばっちりです。ただし日本のJCFの公認は取得しておりませんので、JCF 競技者登録必須のカテゴリーレース(実業団レースやシクロクロスのC1,CL1,CM1カテゴリー)への出場はできません。サイクルイベントや入門者クラスのレースへの参加は可能ですので、参加要項をご確認ください。
実は今年の春からarticaを使用していますが、全くもって快調です。何の違和感も存在感も感じないのが、自分に合っているウェアー・ヘルメットだと思います。とってもお気に入りです。ただし、JCF登録はされていないので、シクロクロスのM1では被れません。動画でもどうぞ。
- CRNK(クランク) のご注文はこちらから。
新たに取り扱いを始めた、CRNK というブランドのヘルメット。アジアンフィットで日本人向け、しかも軽い。https://t.co/sBcDkdfIDD#crnk pic.twitter.com/FhfaSVpxy3
— WORLDCYCLE (@WORLDCYCLE_BLOG) December 7, 2021
最新情報をお届けします
Twitter でWORLDCYCLE_BLOGをフォローしよう!
Follow @WORLDCYCLE_BLOG