近頃ようやくその使い勝手の良さがロードバイク乗りにも認知されだした、フロントバッグ。トップチューブバッグよりもフレームバッグよりも、何よりも運転に邪魔しない。しかも出し入れしやすい。かつてツーリングバイクといえば、一番最初に取り付けるのがフロントバッグ、次いでサイドバッグでしたから、その使い勝手の良さは歴史が証明しています。
しかし、ハンドル(ステム)から突き出たサイコンマウントの下側にライトをつけているから無理という方が意外と多い。当然ライトとバッグは位置的に干渉しますから、どちらか一つしか選ぶことができません。仕方なくライトをハンドルの上につけると、前下への光がフロントバッグで遮ることも。だからフロントバッグが良いとは思っていても、これまで使わなかった方達へ。これを使えば、フロントバッグに邪魔されず、光を一部遮られることなく、ライトを取り付けられます。
フロントバッグは、このライトの取り付けも想定して開発した、R250の U型フロントバッグと、ドラム型フロントバッグです。
まず、フロントバッグの右側面に、直径50mmのプレートをと取り付けるスペースが必要です。
必要な工具は3mmと2.5mmのアーレンキー。それと千枚通しです。フロントバッグの側面に補強板が入っている場合、直径5mmくらいのドリルが必要ですが、難易度が高くなるのでおすすめはしません。
その1 バッグの右側面に位置決め
フロントバッグの右側面に本体プレート(外側)をあてて、ボルトが通るところに障害物が無いところを探し、千枚通しでマーキング。
マーキングしたら、千枚通しで穴をぐりぐり広げる。バッグ側面に補強板がある場合は、ドリルが必要です。(そのようなフロントバッグにはおすすめしません。)
その2 本体プレート(内側)をバッグの内側から当てて、プレート中央に5mmのボルトを通す。
使用するアーレンキーは3mmです。ボルトが外側に貫通するように。
その3 外側から3mmのボルト(3本)で、プレートをバッグに固定する。
本体プレート(内側)にはナイロンナットが埋め込まれています。使用するアーレンキーは、2.5mmです。
その4 別売りのライトホルダーを固定する。
内側から3mmのアーレンキーでしっかりと固定してください。ねじ山にゆるみ止めを塗布するのもおすすめです。
ライトホルダーはいくつか発売されておりますが、「ファーアンドニアーのロード(M5×40mm、25mm径)」が最もコンパクトでおすすめです。長いと、下ハンを持った時に手に当たりやすくなります。
その5 ライトの台座を取り付ける
取り付け可能なライトの重量は、100g程度です。キャットアイのボルトシリーズだと、VOLT400までです。ライト本体が後ろに傾くと、ライトホルダーの取り付けボルトが緩みますので、しっかりと固定してください。オーライトの場合、90度回転して取り付けるため、全長の短いRN400のみ取り付け可能です。
完成です。
路面が荒れたところを走行すると、ライトもぐらぐら揺れます。ライトごと後ろに回転するとライトホルダーの取り付けが緩みますので、ご注意ください。安定感はフロントバッグの剛性、取り付け具合によります。ハンドル取り付けベルトにR250のクッションスペーサーを使用すると、しっかりと取り付けができるので、揺れを抑えるのに効果的です。
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