自転車のタイヤを膨らますには、3つの方法があります。
- 人力で空気をタイヤに送り込む。
- CO2ボンベを使用して、二酸化炭素をタイヤに送り込む。
- 電気などの動力源を用いて空気をタイヤに送り込むか。
一般的なのは1で、自宅などで使うフロアポンプと、出先でパンクなどが起きた際に使う携帯ポンプです。2(CO2ボンベ)を自宅で使うことはほぼなく、出先専用です。
3は動力、主にコンセントが必要なことから持ち出して運ぶことはできませんが、電動工具などで使用する専用のバッテリーパックを使用すれば、コードでコンセントにつながれなくても使用可能です(BOSCHとか)。ただしサイズも重量も大きいので、ロードバイクに走りに行く際持っていこうとは思いません。
でも出先でも人力じゃなくて、楽して動力の力で空気を入れたくなります。携帯ポンプは大きめの物でも100回前後、超小型タイプだと1000回近くポンピングをしなければいけません。熱をもって持ち手が熱くなりますし、夏場はヒルクライム以上の疲労です。おすすめはCO2ボンベですが、ワールドサイクルのパンク修理講座に参加したことのある人以外は、自宅で練習してみようという方はめったにいません。
そこで、携帯用の電動空気入れ。バッテリーの小型化により、かなり小さいものが発売されては、消えていきました。
今(2022.8)の最新モデル
かつてワールドサイクルで販売していたモデルとの比較表です。
かつて専用ACアダプターだったものが、マイクロUSBとなり、最新はUSBのタイプCです。
左の3つは使用すると熱をもって熱くなりますが、日邦電機 ELXEED-G01は冷却装置を内蔵しているため、熱くなりません。
出先専用と割り切るなら、8本分も入れられなくてもいいので、もう半分くらいのサイズにしてほしいとは思うのですが、現実問題として自転車専用に開発するのはしんどいと思われます。日邦電機 ELXEED-G01も車やオートバイ、ボールや浮き輪など幅広く使えることで、販売数を増やさなければいけませんから。
とはいえ、2022年8月現在では、もっとも最新式であることは間違いありません。手動でポンピングするのはしんどいから嫌、CO2ボンベも使い捨てで1回しか使えないから嫌、という方には、おすすめです。実際に入れているところを、動画で撮影しました。
動画でご紹介
飛行機には持ち込めるの?
飛行機輪行するなら、必須情報ですね。2022年9月時点の各航空会社のルールでは、国内線国外線ともに100Wh(ワットアワー)までなら機内持ち込み可能です。預け入れは不可です。
日邦電機 ELXEED-G01のスペックを見ると、
- バッテリー:リチウムポリマー充電池 850mAh×2(6.3Wh)
という記述がありますね。つまり6.3Whなので、100Wh以下です。機内持ち込みオッケーです。ただしそれをチェックインの時にはっきり答えられなければいけません。多くの場合それが出来ずに、「証明できなければNG」となるケースがあります。製品自体に記述があるか、説明書のスクショ、メーカーサイトのスペック表などを、あらかじめ用意しておくと、安心です。
※必ず搭乗予定の航空会社の最新の情報をご家訓ください。
参考サイト
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