GARMIN製品が8月19日に価格改正があります

2024年8月19日 Garmin Japanよりサイクリング関連商品の価格が改正され、大幅な値上げとなっております。
現在530や830を使っているが値上げ前に買い換えるべきか…っとご検討されている方も多いと思います。
そこで今回は１つ前のモデルと比較しながらご検討されている方にご説明をしたいと思います。

■Garmin 5×0と8×0シリーズとの違い

GARMINのサイクルコンピューターにはいくつかの種類があり、エントリーモデルの130シリーズや最上位モデルの10×0シリーズなどがあります。
前モデルの530と830では物理ボタンで操作する530、タッチパネルで操作や単体でのルート設定ができる830がありました。

現行モデルである540と840ではソーラーパネルによる充電が可能になるなど更なるパワーアップが施された訳ですが、もっとも進化したのが840にてタッチパネル以外にも物理ボタンによる操作も可能となりました。
前モデルである830ではタッチパネルでの操作のみだったため、雨や汗による誤動作やグローブをしたままでは操作がしづらいなどがあったのですが、物理ボタンが装備されたことにより改善が施されました。
これにより540と差別化がなくなってしまい、540と840では価格差も僅差であったということもあり現在540は生産終了となり在庫分のみの販売となっております。

■530か540か…

執筆している私自身も530を愛用しております。しかし発売してから数年がたち、バッテリーの劣化も激しくなりそろそろ買い換えか…と思ったり…
そこで気になるのが530と540(840)の違いです。
大きく違う４つの点をご紹介します。

①クライムプロが常時発動
530/830からクライムプロという機能が備わりました。こちらは設定したコース上のクライムプロに対応した坂道があった場合、残りの平均勾配や上昇距離を表示してくれる機能です。
これによりどういうペース配分で登坂すれば良いのかわかる便利な機能です。
530ではコースを設定して、そのコース上にクライムプロに対応した坂があった場合のみ発動しておりましたが、540ではコース設定をせずに対応した坂になると自動的に発動するようになりました。

②リアルタイムスタミナ
こちらは上位モデルである1040にもあった機能です。
ご自身のスタミナが後どれくらい残っているのかを数値化して残量を表示してくれる機能です。
ガーミンウォッチのボディバッテリーに近い機能ですね。
ロングライドやヒルクライム時にご自身のスタミナがどれくらい残っているのか、休憩することによりどれくらい回復するのかを可視化する機能です。
こちらは530ではありません。

③パワーガイド
コースを設定するとどれくらいのパワーで走れば良いのかを知らせる機能です。
例えば200Kmのコースで平均200ワットで走りたいなど条件を設定すれば、勾配区間などでどのくらいのペースで走ればよいなどアシストしてくれる機能です。
ロングライドやヒルクライムではとても役立ちそうな機能ですね。
最初に踏みすぎて後半バテるという事が軽減されると思います。
ただしパワーメーターの装備が必須となります。
こちらも530では無い機能です。

④サイクリング能力測定
ご自身の走り方が何に向いているのかを過去のデータから算出して教えてくれる機能です。
クライマーなのかスプリンターなのかオールラウンダーなのかを過去のデータから導き出して表示する機能です。
自分の強みを更にトレーニングするか、弱い部分をトレーニングするのか…など可視化される機能となっております。
こちらもパワーメーターが必須となります。
530では無い機能となっております。

■まとめ

GARMIN EDGE Series

以上のように530から新たに追加された機能がとても豊富な540/840です。
通常の機能としても太陽光の下でも液晶が更に見やすくなったり、音量が大きくなったり、充電ポートがUSB-Cになっていたり細かな所もパワーアップしております。
パワーメーターを導入するくらいガッツリ走られている方なら、アシスト機能が豊富な540/840はオススメといえるサイクルコンピューターだと思います。

逆にパワーメーターを使ってない、しんどくなれば十分に休憩を取る、レースにでない、最低限の数値さえ見られれば良い、という方なら530でも十分すぎる性能だと思います。
以上を踏まえてご自身に合ったサイクルコンピューターをお求めになれては如何でしょうか。