楽しい週末のサイクリングでも、通勤中でも、忘れた頃にやってくる出来事があります。「パンク」です。
新しいロードバイクに乗り換えて半年、遂にその時がやってきました。
しかも、朝の通勤途中に。
時間に余裕があれば、その場で手を汚しながらパンク修理かチューブ交換をしたいところですが、
少しでも寝ていたい冬の朝、そのマージンを用意していませんでした。
そこで、こんなこともあろうかとバッグに忍ばせていた、秘密兵器の登場です。
マルニ QUICK SHOT クイックショット 瞬間パンク修理剤 50ml
その名のとおり、パンクしたらこの缶をバルブに押し当てれば、指先を真っ黒にすることもなく、応急補修用の液体がチューブに行き渡り、さらに最低限の空気も入れてくれる優れもの。
今回は、「あ、パンクだ!」と自転車を降りてから、作業をして再び自転車に跨るまで、
なんと約1分でした。
いくらパンク修理最速自慢の人でも、刺さった異物がタイヤに残っていないかまで、しっかりチェックしてると、こんな短時間では、再び自転車に跨ることはできないでしょう。
それでは、その手順を見てみましょう。
まずは、バルブ部分が下に来るようにし、バルブを回して開けます。
ここが重要で、慌ててバルブを開けずに使用すると、当然ながら一切チューブ内に入らず失敗します。
バルブ部分が上だと、液体がスムーズにチューブ全体に行き渡らない可能性があります。
付属のバルブアダプターを、自転車のバルブにしっかりとねじ込み、本品を上から押し付けます。
CO2(炭酸)ボンベのように激しく空気が入って、急速に本体が冷えて凍りつく事もないので、素手でも作業できます。
「シュー」という、さっきもタイヤから聞こえたような音が消えれば、充填完了です。
押し付ける時間は、メーカー発表で20秒ですが、はじめて使うときは不安のせいか、とても長く感じます。
缶を外した時に、液体がシェービングクリームのようにムース状で出てくる場合がありますが、バルブアダプターは抜かないでください。
空気圧不足で追加充填する際は、米式バルブ対応の携帯ポンプ等でそのまま充填してください。
バルブアダプターを抜くと、チューブから液体が逆流する可能性があります。
目的地に到着後に外して、パンク修理かチューブ交換をしてください。
一緒に入る空気は、2~3気圧程度ですので、そのままだとタイヤによっては走行に不安を感じるかもしれません。
今回装着していたタイヤ、コンチネンタル ウルトラスポーツ2は固めのタイヤなので、サドルに座ると
若干タイヤがへこみますが、時速20~25km程度で短距離であれば、特に問題なく走行できました。
こんな便利グッズですが注意点があります
- 仏式バルブしか使用できない
- 補修できる穴は、1mm程度の小さなモノ
- あくまで緊急時の応急補修なので、あとでパンク修理かチューブ交換が必要です。
自転車通勤には、早起きか、コレが新常識かも
「自転車がパンクしちゃってー」という理由があっても、遅刻には変わりません。
これがあると、安心感が違いますよ。
そして、パンク修理が苦手で、と言う方には、ワールドサイクルのパンク修理マイスターが講師の
こちらの講座をどうぞ。
少人数制の講座ですので、定員に達していた場合は、ごめんなさい。
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