問題 輪行袋の肩紐の長さはAとB、どちらが良いでしょうか?
輪行マイスターの輪行講座では必ずお教えするこの輪行袋の肩紐の長さの決め方、どちらがいいか、お分かりですか?
実際に担いでみたのがこちらです。
左がA、右がB ですので、答えは「B」です。
何故「B」が正解なのかは、これからご説明いたします。
縦型輪行袋の場合、縦型というくらいですから縦長です。身長165cmの私が担いで上の画像くらい。どこに注目すべきかと言いますと、地面から輪行袋の底までの距離。これが近いと、ちょっとの段差で輪行袋がゴツンと激突。階段だったらもう大変。階段を登り下りする度に大切な自転車がガンガンぶつかります。
そこで、肩紐はなるべく短くしましょうと教えしているわけですが、その目安となるのがフロントフォークのエンドです。
肩紐の長い「A」の状態
肩紐をBB付近とヘッド/ステム付近に通した時に、ちょうどフロントフォークのエンドの「高い方」にギリギリひっかかるくらいの長さにすると、「肩がフロントフォークとハンドルの間」に入ります。これでは長すぎるんですね。地面までの距離が近くなります。
肩紐の短い「B」の状態
フロントフォークの低い方に長さをあわせると、「肩がフロントフォークとギアクランクの間」に入ります。地面までの距離が遠くなります。
身長165cmの岩田でこれくらい。地面とのクリアランスも充分。これなら駅の階段の上り下りでも、大切な自転車が当たることはありません。
さらに、身長が160cm以下の方は担ぎ方に一工夫しましょう。
たとえストラップを短くしたとしても、身長が低い分地面との距離が稼げません。そんな時は、いったん普通に担いだ後、自転車を90度回転させて縦長から横長にしましょう。
これで地面との距離は確保。身長150cmくらいの方でも、地面に当たることはありません。ただし、地面に置く時は、元に戻してから置いて下さいね。
だったら最初から横型のほうがいいのでは?
はい、担ぎやすさだけを考えればそうなんですが、実は輪行でサイクリングに出かけた場合、実際に駅で輪行袋を担いで歩いている時間はほんのわずか。ほとんどは電車の中にいるはず。電車の中で他の乗客の迷惑にならないようにと考えるなら、床面積が最も小さい「縦型輪行袋」がベスト。
縦型ならこんな風に二人かけのシートから一切通路にはみ出しません。
そんな輪行テクニックをお教えしているのが、輪行マイスター岩田によるパーフェクト輪行講座。自転車ショップが無料で開催している輪行講習会が増えてきてはいますが、1回3000円でも毎回満席なのは、それだけの価値があるからです。
毎月開催しておりますので、是非ご興味のある方はこちらから。
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