最近新商品の入荷がやたらと多い、ビエンメというウェアーブランド。日本ではパールイズミやカステリ、アソスやナリーニなどの陰に隠れて、あまり有名とは言えませんが、1978年イタリア北部にて創業以来、一貫してイタリア製にこだわった、知る人ぞ知るブランドなのです。
ビエンメ社はその30年超におよぶ歴史の中で、常にトップレーサー・チームにウェアを供給し続けてきました。過去ビエンメを着て走ったライダーは、マルコ・パンターニを始め、サロンニ、フォンドリエスト、シモーニ、バルトリと枚挙にいとまがありません。チームもパナソニック、メルカトーネ・ウノ、ゲヴィス・バラン、AG2Rなど、トップチームをサポートし続けています。これら一流チーム・選手のフィードバックは、ビエンメの商品開発に生かされ、ウェアの技術革新や快適性向上に役立てられています。
サイクルウェアーといえば、「パッド」が肝になるのはいうまでもありませんが、多くのウェアーブランドが実はパッド専門メーカーから購入したパッドを使用している中、ビエンメはパッドも完全自家製。まさにすべての品質に手が届く、こだわりのサイクルウェアーブランドなのです。
そんなことをいいながら、私、正直言って3~4年くらい前までは、イタリアブランドのわりに、いまひとつデザインが垢抜けないなぁと思っていました。ところがビエンメでは2009年に大幅に社内改革を実施し、それから続々と垢抜けたデザインのジャージが発売されるようになって来ました。(9というデザインが多いのは、2009年に由来します。)
そして今月、2013年春夏モデルが入荷しました。2012年秋冬モデルから実はかなり出来がよいなとは思っていたのですが、今年のモデルはやばいです。まぁ、見てやってください。
いかにもレーサーなものから、侍をイメージしたもの、スカル(どくろ)を描いたもの、超カラフルなものまで、幅広いデザインがそろっていませんか?
今のところ一番人気は、虹色の手をデザインした、「Pass it on」 (上の画像の2段目の左から2番目のデザイン)
デンマークのアンチ・ドラッグNPO団体のキャンペーン・ジャージで、胸の手描き風ハートマークの下にはPass it on(伝えよう)のメッセージ。レインボーカラーの手のひら各指にも Love(愛)、 Responsibility(責任)、Pride(プライド)、Integrity(高潔)、 Consciousness(自覚) のメッセージが記されています。
今年のキメジャージは、どれにしますか?
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